【一日一作プロジェクト】「PAZAMOR(ぱさもーる)」を作った。本日はお隣さん方と井戸端会議。引越しが決まり、恒例になった
「蚤の市」
引越しを機に手放すと決めた物たちを、玄関先にどどーんと並べる(写真)。みなさんに、見て、選んで、わいわいやりながら引き取っていただくという企画。
スペインには、どの町にも「メルカディージョ(蚤の市、がらくた市)」がある。ありとあらゆる物が、ごちゃごちゃと並べられ
「これ、ゴミなんじゃ?」
と、みまがうようなものも(笑)。なので、安心して私も開催。
「メルカディージョやります」「おお〜」「お誕生日のお祝いも合わせてやろう!」「ケーキ作っていくね」「チーズ持っていくわ」
で、あっという間に、こんな豪華なテーブルに(写真)。ちょっとしたカフェテリアよりよくない?写真にはないけれど
「白ワイン、開けよう!」「チーズにはワインだよね〜」
って、冷えたワインも出てきた。バルかい(笑)。メルカディージョ開催とはいえ、私はワイン片手にぼーっとくつろいでいればよい。こう時には、リーダー格のDさんがテキパキと仕切ってくれる。
「文房具、ほらお孫さんに」「キッチン道具、ほとんど新品、どう?」「整理箱、便利だよー」「観葉植物はMさん、ほらお庭に」「IKEAの食器、こっちは日本製、ほしい人?」
立ったり座ったり。手に取ったり、しゃがみ込んだり、床に寝転んだり。もう大騒ぎ〜(写真)。マラガっ子ってほんと
「何もなくても、自分のエネルギーで勝手に盛り上がる」
天才だ。たくましさとユーモア。これこそスペイン人の底力。そして。私の中にも、その熱く怪しい血潮がぞわぞわと流れているのを感じる。
「ももがいなくなったら、さみしくなるよ」「こうしてエレベーター前に集まることはもうないね」「また2週間後に、メルカディージョやります!」「おお〜」「呼んでよー」
みなさんの笑顔を見ながら、ふと一抹の寂しさが込み上げる。いつもなら、12月はここで井戸端クリスマス会だった。今年は、参加しないんだなぁ。
年が明けると巣作りにやって来る、あのツバメの夫婦に会うことも。生まれたヒナの「ピーピー」「ひゃらひゃら」いう声も、もう聞くことはないんだなぁ。
「終わりと始まり。それは、ふたつでひとつ」
別れと出会い。卒業と出発。どれも2つで1つ。どちらを見るかで、景色はまるで違って見える。人生は変わり続ける。その波に、ふわりと乗ろう。
「PAZAMOR(ぱさもーる)」
「PAZ(平和)」「AMOR(愛)」の文字が、踊りながらひとつに結ばれる。私たちの生活は、愛と平和に満ちている。
だからこそ、それに手をかける者たちには、強烈なノーを。はっきりとした意思表示をしていこう。
「インボイス制度」「紙の保険証を廃止」「マイナンバーカードの罠(←マイナポータルの利用規約、ぜひ読んでみてください)」「非常事態条項」「改憲」「水道の民営化」「走行距離課税」・・・
怒涛の2022〜2023年。リストにしたら100くらいありそう。だからこそ、手を取り合って。笑いながら免疫力を上げて進みましょう。みなさま、すてきな1日を。