きねっこ

【一日一作プロジェクト】「きねっこ」を作った。庭の穴掘りも、いよいよ最終日。ここまで順調に、5つの石を埋めてきた。

「ついに最後の2つ」

やるぜ〜(笑)。父とふたり、穴めがけて慎重に石を押し出す。ごろごろりーん。やった〜。大成功。これで、7つの石は全て地中へ。あとは穴を埋め、土で覆えば

「平地のできあがり!」

なのだが、問題は「切り株」。写真をご覧ください。まぁ、りっぱな根が。ど真ん中に(汗)。平地(作業スペース)にするためには、なんとしても

「切り株を取り除かねば」

父の親友であるTさんが、明日ついに「電ノコ」を持って駆けつけてくれることに。期待の星。これでダメなら「切り株の上にテーブルでも置くか〜」と呟いたら

「いや、なんとしても取るよ。絶対に!」

父がきりりと言い放つ。いつのまにか、親子プロジェクトになっとったんか〜(笑)。苦労して掘った穴を、掻き出した土や石で埋めていく。

「なんなん。めちゃ簡単」

拍子抜けするほど。あっという間。よくミステリーで「死体を庭に埋める」ってのがあるけれど、時間配分「埋めるの1割。穴作り9割」やん(笑)。全身筋肉痛になりながら、その事実を知る。

「おつかれさま〜」「明日が勝負だね」

庭のテーブルでお茶。最近、ティータイムは庭で。太陽の光を浴び、外の空気を吸い、じんわり汗ばむのが、たまらなく気持ちいい。

土嚢袋に土や小石を詰め、豊橋名物(ソウルフード?)の「ピレーネ」を食べ、エネルギーチャージ。ウッドデッキで、干した布団に寝っ転がってシエスタ〜。

「きねっこ」

「木」文字が踊る。1番大きく太いのは「根っこ」だ。地中でのびのびと、根っこのダンス。

昨年末、私は20年ぶりに「根っこ」を引き抜かれるような衝撃、痛み、喪失感を味わった。「根」を失った私は、ふわりと「羽」をもらった。もっと自由に飛べるように。

失うから、届けられるものがある。今手にしているものを大切に。みなさま、すてきな木曜日を。

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