命種

【一日一作プロジェクト】「命種」を作った。太陽に誘われ、ふらふらと庭へ。

「眺める庭から、使う庭へ」

大変身プロジェクト。勢いよくクワを振るう。ひたすら土を耕す。うちの庭は土が固く、30センチくらい掘り起こさないと何も植えられない。その上、小石が多いので、しゃがみ込んで1つ1つ小石を取り除くかねばならない。

「暑〜っ」

庭作業は汗が出るなー。父もスコップやカマを手に、しゃがみこんで作業。すっかり集中してしまい

「今、何時?お腹すいたね」「もう1時だよ」「なに〜っ」

あわててきしめんを作る。買ってきた天ぷらを乗せて。ちゃちゃっとサラダをプラス。デザートはいただきもののみかん。

「よーし、またクワを振るうぞ〜」

再びガツガツと土を耕していたら、なんと。いきなり「バキッ」と、柄が真っ二つに割れてしまった(写真)。

「うそ・・・」

まぁ、かなり使い込んだボロボロのクワではあったのだけど。がっくりして、近所のホームセンターへ。ところが、私の買いたいタイプのクワは品切れ。取り寄せるのに

「1週間ほどかかります」

うーん、仕方ない。注文だけして、シャベルで作業を続けることに。「クワがほしい〜」と呟きながら、ふとベラが「カナヅチ」をプレゼントしてくれた時のことを思い出す。

「きっとほしいだろうと思って」「これで好きなだけトンカンできるよ」

リボンのかけられたカナヅチの柄には、手書きのメッセージが書き込まれていた。何十回、何百回と握りしめるうち、次第に文字はすり切れ、今回の引越しでついに手離すことに。

「道具は可能性」

工具、道具、素材を見ると、わらわらと怪しく心が燃えてくる〜。さて。夕方から、思い出の品々の整理をしていると

「死の告白」

という、自作のマンガ本が現れた。なんちゅータイトル(笑)。オリジナルストーリーで学園もの(写真)。小・中学生の頃は、ほんとマンガばかり描いていたなぁ。とにかく物語を作るのが楽しくて。

「命種(いのちだね)」

大地の温もりに守られた「種」。「命」が寄り添う。母の胎内でもある。

いよいよ今週は2月へ。みなさま、すてきな1週間を。

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