【一日一作プロジェクト】「命世(いのちよ)」を作った。用事で街中へ。帰りに、父がぽろりと
「馬を見て行こう〜」
お気に入りのスポットへ案内してくれた。月に1度、こっそり訪れているらしい。
「馬のすぐ近くまで行けるんだよ」
うれしそうな父について、白い柵をぐるりと回る。松林に囲まれた馬場。おお〜、馬たちが!思わず足早に駆け寄ってしまう。茶色の馬が3頭、こちらをじっと見つめている。
「かわいいねぇ」「賢そうだね」「毛並みがいいねぇ」
見ているだけで、幸せ〜。なんて美しい、つややかな茶色。大地のような、キャラメルのような、シナモンのような。うっとり見とれていると、父が声を上げる。
「ここに看板があるよ」「ん?『引馬体験いたします』って、何⁉︎」
馬を引いて歩けるの?よく見ると「豊橋馬術協会」と書いてある。とにかく馬に近寄れるチャンス!とばかりに、ふらふらと馬舎に近づいて行く。
「すみませーん。引馬体験って何なのでしょう?馬を引かせてもらえるんですか?」
鼻息も荒く、やる気満々で尋ねると、作業着姿のお兄さんがあわてて「ちがいます」と首を横に振る。
「そんな難しいこと!馬を引くのは僕たちです。馬の上に乗ってもらうんです」「馬に乗れる!!!」
聞けば「月1回の特別イベント」で「5名様限定」「4月〜6月のみ」「雨天中止」。って、めちゃチャンス少ないじゃん。やるっきゃない。それも
「500円って本当ですか⁉︎」「1時半から受付をするので、ぜひお越しください」
きゃー。雨が降らないことを祈って。また来るよ〜。馬たちに挨拶をして、馬舎を後にする。スペインでは、車道をよく馬が歩いてるけれど、日本ではダメだっけ?
家に帰り、再び家の大整理。本日は「2つの本棚」に挑戦。まずは全てを取り出し、空にする。すっきり〜。問題は、ここに入っていた物なんだよね(笑)。ドタンバタンと騒音を轟かせる私を横目に、父は
「ウッドデッキへ昼寝をしに」
直射日光を浴び、外の空気を吸って。よしよし。習慣化してきたぞ〜。「座椅子、ミニ布団、クッション」のプレゼントが役に立ってくれてうれしい。
「命世(いのちよ)」
実はこれ、日本語で「命を大切にする世界」と書かれている(読めるかな?)。その1点で心を結んで、手を取り合いながら歩いて行きましょう。
今日も暖かくなりそうですね。みなさま、すてきな1日を。