異を楽しもう

【一日一作プロジェクト】「異を楽しもう」を作った。家の修繕は続く。プロに頼んでお金を払えば、ちゃちゃっとやって終わるのだろうけど、予算の都合で

「できるだけ自力リフォーム」

工務店のYさんにも「DIY」を勧められているし。なんでや〜(笑)。今日は、私の荷物置き部屋を大整理。そこで、はたとひらめく。

「ピアノを移動させよう」

思いつくのはいいが、大変な作業。とにかく重い。300キロ近く。家具のように、簡単に持ち上がらないし、引きずることさえ不可能。自分1人ではどうしようもない。さらに

「移動先の床も、それなりの耐久性が必要」

まぁ、底は抜けないにしても。ただでさえ、家が傾いているのに。危険や〜。「どうやって移動させようかなぁ」。庭で花を植え替えながら考えをめぐらせていると、父がぽつり。

「Yさんに聞いてみたら?」

ピアノの移動を?困ったら何でもYさん(笑)。もうきみどり家の相談役。床の補強はお願いできるとして、ピアノの移動は・・・関係ないよなぁ。

「とりあえずピアノ周りを整理だ〜」

ふすまや障子を外し、物を運び出し、部屋を空にしてスペースを作る。その「すっきり感」があまりに気持ちよく

「もうこのまま物を戻さないでいいのでは?」

とさえ、思える。整理できてるじゃん(笑)。今まで「空にする」ことのなかった場所(押入れや、タンスや引き出しの中など)をすっからかんにすると、不思議な世界が見えてくる。

「これでよくないか?」

ここがゴールなのでは(笑)。まあ、出した物たちは、別の部屋で山盛りになってはいるんだけど(選別しながら廃棄、もしくは保管作業)。その作業を毎日くり返すうち、最近、ひとつの結論に至った。

「1室を物置き部屋にして、集中して物を収納。他の部屋はスペースに」

ポイントは緩急。これまでは、どの部屋も「物密度」が同じだった。言ってみれば、全て90%。これを

「物置きの1部屋は200%(ここに全てを収納)」「残りを30〜50%に」

という、新プラン。はたして。ただ今、消化中。今朝はやっと、ゴミの日カレンダーに従い

「15年前の石油ストーブ」「3段プラスチック引き出し」「ぼろぼろカーペット」「電気あんか」「反壊れの家電」

などを捨てることができた。爽快。父も全力で、ゴミ出しを手伝ってくれる。家の大整理を始めた頃は「家が変わっていく〜」と、不安げな父。家具が動けば、慣れない動線だって生まれる。でも

「2人で手を合わせて、使える家に」

私の真剣度(狂気度)に、父が引いた形で(笑)。なんせ、家の大修繕が終わるまで

「家から出ない」「遊ばない」

と決めたのだ。その決意と覚悟は、伝わったはず。有言実行。ベラがよく「クレイジーってのは、すごいエネルギーがあるからね」と、呆れていたのを思い出す。すると、父がうれしそうに

「そうそう、ついでに『日除けシェード』がほしいな。夏は直射日光がすごくて、部屋にいられないんだよ」

やる気満々やんか(笑)。取り付けたるわ〜。なんでも来い。トマトジュースとカレー粉、クミン、しょうが、赤ワイン、はちみつで、ハヤシライス風の食べ物を作る。チキン、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、庭で取ってきたパセリを散らして。

「異を楽しもう」

「異」文字が、歩く。自らの道を。楽しく進む。「ちがい」は豊かさ。「異」は楽しいもの。「個性」「アイデンティティ」を大切にする社会を。そして「異」をおそれない、楽しむ精神を。

自分の個性を大切にするから、相手の個性も尊重できる。自由な精神は、相手の自由も尊重する。

あっ、整理してたら小学生の頃の習字が出てきた。6年間、よく通わせてもらったなぁ。なんとかスペインへ飛んで行く前に、家の大整理を終え、名古屋に遊びに行きたい。行けるかなぁ。いや、絶対行くぞ〜。

みなさま、すてきな1日を。


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