「ぜいたく貧乏ピクニック」
5回目の今日は
「地中海釣り&石拾い
ピクニック」を紹介します。
地中海、ってのが
ぜいたくなポイント!なわけで
それ取ったら、単なる釣り(笑)
なにしろ「有料のお出かけ」が
できないわたしたちの
行き先ベスト3は
1、野原
2、海
3、友達の家
って、夏休みの小学生か。
さて、釣りのえさは
「えび&いわし」。
食材からベラがこっそり
取り分けておいたらしい。
以前は、たっぷり太った
「韓国みみず」などを
買っていたベラであったが
今年から不況の波に押され
「みみず買うお金があったら
食材買ってよ!」
体制になってから
海のお魚たちも
わたしたちと同じメニュー。
砂浜のビーチは海水浴をする
人たちでいっぱいなので
人の少ない
石だらけのビーチへ。
誰もいないのはいいが
石だらけで足の裏が痛い。
歩けないよ、痛くて。
強力なマッサージだ~。
この写真を見て
「なに、これ?」
わたしは撮っていないので
ベラがまちがえて撮ったのかな
と思っていたら・・・
「僕の40年来のリール♪
ちゃんとのせてね」
って。よかった。
あやうく消しそうだった。
ミスショットかと思って。
この明るさで、午後の7時半。
まだ日が高い~。
日が暮れるのはようやく
9時をすぎてから。
マテ茶を片手にのんびり。
こうして1時間も、2時間も
海を眺めている。
わたしは、そのあいだ
浜辺に落ちている「石」を
拾ってました。
ももギャラリーの
次のキャンバスは石に決まり!
表面がつるつるした石を
選んでみる。
絵の具がよくのりそう♪
残念ながら「黒い石」ばかり。
白系でペイントしてみようか。
今度は別の浜辺に行って
「白い石」も入手したい。
白地の石は、塗ったときに
色がそのまま生きるので
まさにキャンバスがわり。
形もおもしろい。
自然の贈りものですね。
マラガの浜辺には
陶片もたくさん落ちています。
わたしの「石集め」を見ていた
ベラがぽつり。
「で、何トンくらい持って
帰るの、今日は?」
すぐに「とりつかれる」わたしに
あきれはするが反対はしない
ベラに、感謝しています。
でも最近、とんでもない
わたしの行動に出会うと
「とみ子さん、助けて~」
などと母の名を呼ぶ。
一度、大嵐&洪水のあと
浜辺に行ったら「木&枝」
だらけで、必死に拾いました。
さすがのベラも
「いったい、何のために!」
「どうやって持って帰るのーっ」
「どこにしまうんだ、これを」
このときばかりは天を仰いで
「どうして僕に、ももが与えら
れたのでしょうか・・・」
と、天に向かって聞いていた。
ガラスのかけら。
緑がかった青があんまり
きれいで・・・
一瞬の指輪。
潮の香りのする。
今日の服にあわせたみたい。
2時間後、やっと夕日が傾いて
きました。
サンドイッチを食べていると
犬を散歩に連れ出す人たち
があちこちに。
さらに、釣竿をもった人たちが
次々に押し寄せてくる。
午後の終わり。
長い長い午後と入れ替えに
やってくる夜。
海を撮っていると突然
「ええい~っ!」
「全然、釣れないよ~。
次回はぜったい市場で
新鮮なえびを買って釣る!」
そうです。
日本には「えびで鯛を釣る」
ということわざがある・・・と
言い出そうとして
やめました。
「えびで、鯛のようなすごいもの
を釣る」という意味か
「鯛を釣るのに、えびのような
高価なものを使う」のか
わからなくって(笑)
最近、ことわざが怪しいです。