平穏も愛も、生きもの

【一日一作プロジェクト】「平穏も愛も、生きもの」を作った。昨日の続き。ウォーキングの後は、冷たいビールを求めてセントロをさまよい歩く。

「こっちの裏通りに入ってみようよ」「テラス席あるかなぁ」

観光客があまり来ない裏道に、ぐんぐん入り込んで行く。高い建物の隙間に細々と続く裏通り。大きなレストランはないけれど、かわいいテラス席を4つ、5つ抱えるメソンやバルが並ぶ。

「おおっ!ここにしようよ」「いい感じだね〜」

こじんまりとしたかわいらしいメソンを発見。日陰のテラス席が、残り2テーブルというところにギリギリで滑り込む〜。タパス形式で、少しずついろいろ味わいたい私たちに、お店のお兄さんが

「手作り肉パイ、ムール貝でスタートしては?」「いいね〜。それとビール!」

さらにガンバ・アル・ピルピル(ニンニク・オイルで煮たエビ)、マグロの一品など次々注文。味付けや食感が変わるので、どんどん食べられる〜。これがみんなタパスだなんて。幸せやー。

「おいしいねぇ」「ビールおかわり!」

ウォーキングしたし〜(笑)。50歳を過ぎて、落ち着いた場所が好きになった。マラガではワイワイガヤガヤしたお店が好まれるし、何より人気がある。それでも、なんとなく喧騒感が疲れるようになってきた。

「おしゃべりできて、リラックスできて、静けさも味わえて」

隣の大声が届かないスペース。楽しい話も、深刻な話もできる。笑ったり、聞き入ったり。近況報告しながらエネルギーチャージ。

「お茶しに行こう」「人がいない場所がいいね」

またかい〜(笑)。そのためなら、ちょっと高くてもかまわない。実際、100円の違いは大きい(実はこの後、頼んだデザートがめちゃおしゃれでおいしかったので、明日改めて紹介します)

「中央市場を通って行こうか」「久しぶり〜」

色とりどりの果物や野菜。それが、無造作にどばっと置かれていて。ふぞろいで。おおざっぱで。生き生きしていて。自然で。人間的で。温かくて。不思議なエネルギーに満ちた場所。

「平穏も愛も、生きもの」

「PAZ(平穏)」「AMOR(愛)」文字が、しぶきをあげて飛びはねる。平穏も愛も、生きもの。エネルギー。流動的で、一箇所にとどまることはない。常に変化の中にある。

みなさま、すてきな1週間を。


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