【一日一作プロジェクト】「育実(はぐくみ)」を作った。スーパーへ食料品を買いに。スペインでは、肉コーナーには
「肉の塊が置いてあり、ほしい分だけカットして」
もらう。その際に「薄切りにして」「ひき肉にして」などと細かく注文するので、肉屋のお兄さんは大忙し。数人待ちはふつう。
「この七面鳥、おいしそうねぇ」「入ったばかり、お買い得だよ」
常連客と思われるセニョーラが「新鮮そうだ」と大量購入。ひょいと横から顔を出し、のぞきこむとなるほど。ぷりぷりツヤツヤ〜。値段もチキンよりちょっと高い程度。
「ファレテ(薄切り)に切って」
てきぱきと注文するセニョーラの背後から「どうやって作ったらおいしく作れるんですかねぇ?」と尋ねると
「あら、小麦粉をまぶしてフライパンで焼くだけよ」
それなら私でも!というわけで、珍しく七面鳥をゲット(ふだんはチキン)。さっそく小麦粉と塩をまぶして両面を焼いてみる。
「うまーーーーーっ」
新鮮だからか、ぷりぷり感が残っている。付け合わせはトマトときゅうり。またしても10分クッキング。私は特に肉が好き、と言うわけではないのだけど
「タンパク質を摂る」
ために、週4回は肉と魚を食べるようにしている。ただでさえ細身なので、筋トレせずに野菜ばかり食べていると、みるみる筋肉やハリがなくなってしまうのだ〜(プロテイン粉も人工的で心配だし)。
日本には納豆や豆腐を始め、豆製品が多いのでうらやましい。さて。父から写真が送られてきた。見ればなんとニンジン。
「試しに3株、掘り起こしてみたよ〜」
おおーっ、こうも違うものか。間引きをしたのと、しないのと。今回は実験的に間引きありとなしで育ててみた。結果はこのとおり。
父と一緒に「種」から植え始め、ようやくここまで。感無量。あんな小さな、吹けば飛んで行きそうな種の中に
「こんな力が、可能性が眠っていたなんて」
種って、すごい。感動や発見、気づきを日々もたらしてくれる庭は、育みと感謝、そして哲学の場所なのだ。
「育実(はぐくみ)」
「ありがとう」文字が、根を、芽を伸ばす。私たちは誰もが種。どんな花を咲かせるのか、実をつけるのか。自分は何者か、知らずに育つ。だから、遅咲きが楽しい〜。
みなさま、すてきな1日を。
間引き効果、絶大。
もったいないなんて思うけど、適正なバランスが大切なんですね。