【一日一作プロジェクト】「自分の頭で考えよう」を作った。先日、お直しをお願いしていたフラメンコドレスを取りに行く。上から下まで
「肩、腕、胸、腰、お尻、丈」
すべて詰めてもらう〜(笑)。もともとスペイン女性のボリュームのある体型に合わせて作られているので、私のような
「すらっ、ひょろっ」
とした体型には、ひたすら詰めて体にフィットさせるしかない。実は仮縫いの時も、お店の方3人がかりで
「腕が細すぎる」「肩もつめないと」「胸元にはパットか」
などど大騒ぎして、上から下までまち針を刺しまくり、ここまでこぎつけた。はたして結果は。お客さんでごった返す店内で試着。ドレスを身につけ、いざ鏡の前に立つや
「ケ・グアパ!(すてき〜)」「フラメンカ」
などど、お声がかかる。が、ここで喜んでいてはいけない。マラガっ子はなんでも褒めてくれる。そして、お店にいたセニョーラたちにわらわらと取り囲まれ
「似合ってるし、いいんだけど〜」「胸パットがいるね」「持ち上げブラ、持ってる?」
みなさん本気で心配してくれる(笑)。スペイン女性は凹凸のある体型なので、私のような薄い胸板(とはいえ日本ではMサイズ)を見ると「なんとかせねば」モードが働くらしい。
「胸パットを入れて上に!何でも上に」「上にはアレグリア(歓び)がある」
と不思議な言葉をかけられながら、応援されてしまった(笑)。やはり、フラメンコドレスは「胸とお尻が出っぱり」「腰がしまり」「曲線が描かれ」「凹凸があって」こそ美しさ。なのだろう。一言で言うなら
「立体感」
着物とはまるで違う世界。まぁ、私もすっかりマラガ人のメンタリティなので
「どうしたらグアパになれるのかなぁ」「やっぱ胸パット?」「後ろから見てどう?」「この花の予定なんだけど」「マントンはこの掛け方でどう?」
と、どんどん甘えて楽しむ〜。さて。マラガのラリオス通りに、天幕が。フェリアの飾り付けが始まる。いよいよ今週の金曜日の夜から
「花火でフェリアがスタート」
楽しみ〜。マラガのセントロにはあちこちに教会が。さらに。モダンな建物のすぐ隣に、古い石造りの壁や建物が並ぶ(写真)。新旧が隣り合わせに。時や歴史を吸い込んだ石壁は、命を感じさせる。
「自分の頭で考えよう」
与えられた情報を鵜呑みにするのでなく。常識を疑え。ニュースを。世界政府は、自分の頭で考える人間を最も嫌う。「SABIDURÍA(叡智)」「LIBERTAD(自由)」文字。
みなさま、すてきな1日を。