【一日一作プロジェクト】「遊び心という羽」を作った。今日はマラガのアトラサナス市場より
「魚売り場を紹介」
します。そのままどかんとおおざっぱ〜。スーパーより安いので、毎日多くの市民で賑わうメルカード(市場)。生き生きとした雰囲気がいいんだよね。
とはいえ、私は通り過ぎるだけ。だいたい用事で駆けずり回っているので、横目でカウンターの魚介類のタパスを眺めつつ。
「市場の中にバルがある」
ってのが、またいいんだよね〜。さて。手続き関連ですっかり行き詰まっている。申請書類のフォーマットに問題があり「新しい書式を作る」とのことなのだけど、これまではマラガ市やアンダルシア州が相手だった。今回はなんと
「スペイン政府○○省」
の管轄。もう、めちゃ時間かかりそう。大丈夫なんか〜。それも、2つの省が関係しているとあり、全く先が見えない。私自身は手続きのためなら
「いつでもどこでも、呼ばれたらすぐに飛んで行く」
スタンバイ状態だったのだけど、こりゃあ「フェリア(夏祭り)」の計画を立てた方がよさそう。何事も「待っている」と長くツライので、さくっと頭を切り替え、フェリアのスケジュール調整を始める。全力でいくぜ〜!
「遊び心という羽」
「遊」文字。たとえ毎日の中で問題は山積みでも、遊び心を大切に。私自身、手続き関連で順調に進まず、先の予定も立たず、落ち込むこともあります。でも、だからこそ。遊び心を大切に。
それは、外からやってくるものではなく、私たち自身が内で育てるもの。遊び心のある人は、どこかゆとりや余裕を感じさせる。不思議な空気をまとい、それは周りの人々にふわりと伝染する。
日本の教育は、ともすると「遊び心」を抑圧し「和を乱す」「ふざけている」と否定的にとらえがち。私は小〜中学生の頃、とにかく先生に叱られてばかりだった。でも、大人になりヨーロッパへ出て、
「遊び心は知性であり、ゆとりであり、ユーモアであり、客観性であり、別の見方をすることであり、人間としての実力である」
ということを、はっきりと知った。「生き抜く力」と言ってもいい。いやぁ、めちゃ大切よ〜(笑)。あの時、先生や周りの大人の言うことを、半分しか聞かないで本当によかった。
高校の時、英語の先生で夏休みは外国へ飛んで行ってしまうT先生が(「補習授業なんかやっていられるか!」と豪語して)
「大丈夫!君は世界に出れば通用する」「世界で伸びるタイプ」
と励ましてくれたことも大きい(笑)。まぁ、それを信じて安心してしまう私もどうかと思うが。スペインで何度も窮地に陥り、そのたびに私をふわりと立ち上がらせてくれた「遊び心」。
その「心の羽」を、大切にしたい。みなさま、すてきな1日を。