【一日一作プロジェクト】「わくわくの種」を作った。フラメンコドレスの試着は続く。お次は、ターコイズブルーの水玉ドレス。
「きゃー、かわいい〜」
フラメンコといえば、やっぱ水玉。裾には「白地にブルーの水玉」の切り替えが入っていて、踊るたびにふりふりと揺れる。フラメンコの着こなしは基本的に
「ドレス、マントン(ショール)、頭の花がセット」
お店のお姉さんが、まっ先に選んだのは「赤」。これぞ王道。
「巻き方も、胸の前でクロスさせるのがいいよ」
と、さっそく着付けてくれる。確かにぴりりと引きしまっていい感じ。なのだけど、私は「赤」がメインは好きじゃなく〜(←単に色の好みの問題)。
「じゃ、ピンクもいいかも」
と、マントンも花をピンクに変えて試してみる。まぁ、悪くはないが、無難。ドレスそのものは気に入ったけれど、私としては
「もっと個性のある着こなしがしたい」
たとえば、マントン(ショール)を個性的な「柄物」にして、頭の花と合わせる。その花も1色じゃなく、ブーケみたいにいくつかの小花を合わせて作る、とか。いろいろな可能性が。
「2着買えばさらに割引」
と背中を押され、ええいと買ってしまう。5年近く踊り続けたのだから、自分へのご褒美に。練習用のスカートばかりじゃ、ねぇ。
もちろんこちらのドレスも、あちこちお直しが必要(背中も腰もまち針でとめてある)。さて。ベースとしては、気に入ったものの
「もっと個性のあるマントンがほしい」
さっそくドレスを持って、別のフラメンコ店を回る(なんと徒歩15分圏内に6軒あり)。あれやこれや試し、結局「花柄」と「刺繍入り」マントンにたどり着く(写真3枚目)。
「赤い刺繍のマントンには、赤い花」「花柄のマントンには、手作りで花を作ってもらう」
なんという贅沢。オーダーメイド。それでも日本より断然安い。あたりまえだけど。安物のドレスでも、マントンと花の組み合わせでめちゃかわいくなるのだ〜。こうした刺繍の文化が、今も大切にされているスペイン。すばらしいな。
「わくわくの種(たね)」
興味、好奇心、遊び心。わくわくの種を大切に。「遊異結」文字。
みなさま、すてきな1週間を。