【一日一作プロジェクト】「N(えね)」を作った。久しぶりに画家の長縄しんじさんとランチ。
「テラス席はやめて、冷房のきいた中にしましょう」
即決(笑)。ひんやり〜。すっかり行きつけになってしまった、セントロ裏通りのポルトガル料理店。マラガのバルにはない落ち着いた雰囲気がいい(バルの喧噪も好きだけれど)。
「ポルトガルと言えば、バカラオ」
日本で言うタラ?バカラオのコロッケに、バカラオ料理。スペイン料理にはない味つけが新鮮。これがビールにぴったり。
「すごいバカラオって感じの味だね」
濃厚〜(笑)。またお皿がかわいいのだ。1枚1枚違うんだよね。このふぞろい感。素朴で、個人の思いがたっぷりと込められた、隠れ家みたいな場所。しんじさんが周りを見回しながら
「あれ、たった4テーブルしかないの?」
そう、だから予約必須。ポルトガル料理を味わいつつ近況報告。アート、生活、健康、人生・・・それがどんどん白熱して止まらない〜。
「これからまだ新しい世界、作品を作っていくよ」
とエネルギッシュなしんじさん。同じ愛知県人として、アートにたずさわる者として、これからのさらなる変身ぶりを応援しています。
「それでももさん、手続きは?制作や展示会は?」「それが書類に振り回されて〜。いつか展示会は必ずやります」
と答えながら「まずは作業場がほしい」と思う(笑)。絵の具まみれになってペイントしまくりたい〜。先のことは全くわからないけれど、前進あるのみ。アート愛を熱く語り合いながら、あっという間に3時間。まぁ結局、最後は
「やりたいことをやろう!」
に落ち着くのだけど〜(笑)。やりたいことをやるって、生活のプライオリティがごろっと変わるので、家族や友人に理解されないことも多い。まずは
「手離すことができるか」
が、最初の分かれ道だと思う。我慢や忍耐ではなく、楽しく手離せるか。あっさりと。執着なく。大切にしているものを失うのはつらいけれど
「失った大きさに匹敵する、新しい世界がある」
から、歩いて行けるんだよね。新しい世界?どこに?いや、最初はないけど、自分で作っていくんだって〜(笑)。どんな結果になっても、全力を尽くしたのなら納得できる。たぶん私は
「結果より、全力でやったというプロセス」
が全てなのだ。プロセスこそ、人生。自分の限界に挑んだ、火花のように命を燃え上がらせ、生きたという。その事実が、どんな結末に見舞われようとも
「心に平穏をもたらす」
これが、私の幸せ道。とはいえ、あまりのドタバタぶりに「ももさん、何歳ですか?」としんじさんに尋ねられ(笑)、54歳で流浪の民、手続きに追われ、作業場も展示会の予定もなし。
「ないないづくしとは関係なく、やる気とアイデアは無限に湧いてきます」
根拠のない自信(笑)。まだまだ暑い日が続きますね。みなさま、どうぞお身体を大切に。すてきな1日を。