【一日一作プロジェクト】「種であり、芽であり、根である」を作った(2022年の作品を紹介中)。地下鉄の駅へ向かう道で、ぽきっと折られた
「幹の根本から、青い芽が伸びていた」
ただそれだけの光景なのに、思わず立ち止まり、しばらく見つめてしまった(写真)。
「まさに、今の自分」
ぼきっと折られた、私の心。私の希望。これからどうやって進んで行こう。意気消沈していたけれど、すっと心に光が差し込んできた。
「失くした部分ではなく、手にしているものを見よう」
「私の根は生きている。幹は折られたが」
「また始めればいい」
「これから新しい芽、新しい枝が生え、私は新しい木になるのだ」
「再生」
自然はすごいな。何も言わずに勇気を、光を、平穏を与えてくれる。もしかしたら、順風満帆の時には
「あなたの姿に気づかず、通り過ぎていたかもしれないね」
しばらく木と話をする。枯れながら新芽を伸ばす、その対照的な姿に、強烈なイマジネーションを呼び起こされる。
「生と死は、ここに同時に存在する」
終わりと始まりは、ふたつでひとつ。希望をへし折られた、今の自分だから
「その姿に心を動かされ、答えを見た」
自然はその姿で、私たちにメッセージを伝えてくれる。あの青い芽のイメージを、心に持ち続けよう。あれが、今の私。小さくとも、太陽に向かってまっすぐ伸びる。私たちは
「種であり、芽であり、根である」
見えるところは「木」だけれど。「遊異結(ゆいむすび)」文字。
みなさま、すてきな1日を。