命の輝きをまとって

【一日一作プロジェクト】「命の輝きをまとって」を作った。私の最近の目覚まし時計は、新しいお隣さんたち。

「不思議な物音で、朝の時刻を伝えてくれる」

たとえば階下の住人。朝7時半になると必ず「ラジオをつける」。これがけっこうなボリュームで、15分ほど続く。たぶん目覚まし代わり。これで

「あっ、7時半なんだな」

とわかる(笑)。さらに。お向かいの住人は、8時になるとハンを押したように

「大音量で鼻をかむ」

そのあまりの激しさに、面識はないながらも「鼻の中は大丈夫なのか」「鼻血は出ないのか」心配になる(笑)。さらに、その男性は洗面所の窓を全開にして

「朝の儀式」

を行う。鼻歌をうたいながらシャワーを浴び「ふふふ〜ん」とマイソングをBGMに、体を乾かす。その間、窓は全開。別にのぞき見しているわけではなく、私たちの棟からは丸見えなのだ。

「この2人のお隣さんを、朝7時半と8時の目覚ましにしている」

住人は、私だけではないはず(笑)。さて。今日から紹介していくボトルアート。実は、数年前にペイント開始。その後、新作制作に心を奪われほったらかし。昨年、いきなりマンションの退去が決まり、あわてて

「ペイントを完了」「サインを入れ」「ボトルアートとして撮影」

まで一気にこぎつけた。実はこの撮影、引越し直前のカウントダウンの中で行われ、引越し用の車が来た時にも、まだボトルを積み込めず。数十本のボトルを前に、ひとり呆然としていた(懐かしや〜)。

結局、近所の友人宅に預かってもらうため、中型スーツケース2個にボトルを押し込み、よろよろと夜道を〜(笑)それも引越し前日。夜の9時過ぎ。友人宅で出された

「ビールとツナパイのおいしかったこと」

思わず涙が〜。きっとへとへとだったんだよね。今思うと、あの「退去」は、あらゆる意味で私の限界へのチャレンジ、100本ノックだった。

「素材を全て使い切る」「1分で描く」「ほったらかしの作品を完了する」「私物を処分する」「思い出を物から心へ」「家を空っぽにする」「定住の安らぎと愛着を手離す」・・・

初めてやることって、ものすごいエネルギーがいる。でも、その荒波を泳ぎきれば、生きのびられれば、私たちは一気にバージョンアップする。そこで獲得するパワーって

「強さではなく、深さや広さ、豊かさ」

なんだよね。人間力。今の私は、けして恵まれた環境ではないけれど、置かれた状況や抱えている問題とは関係なく、常に『今』が最強(笑)。私たちはバージョンアップし続ける。どんどん突き進んで行こう〜。

「命の輝きをまとって」

素の自分。なんの飾りもない1人の女。一個の命。命の輝きをまとって。それが最高のアクセサリー。赤ワインのボトルにペイント。ボトルの頭には、ワイヤーアート。

マラガの海から、愛を込めて。みなさま、すてきな一週間を。

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