紅ピアノ

【一日一作プロジェクト】「紅ピアノ(くれないピアノ)」を作った。11月に入っても、暖かい日が続く。

「レモンの木の剪定しないと〜」

父から声がかかる。レモンの実に陽があたるよう、密集した小枝を切り落とすらしい。

「やるわ〜」

ハサミ片手に、チョキチョキぱちん。これが楽しい〜。枝ぶりを見ながらバランスよく。レモンの枝って大きなトゲがついているので、夢中で作業していると

「ぶすっ」「ちくっ」

と、やられてしまう。手袋をすればいいんだけど、素手の作業が気持ちいいんだよね。ピアノもペイントも日曜大工も。勢いよく小枝を切り落としていると、父から声がかかる。

「レモンのついた枝を切り落とさないでよ」

言ってくれてよかった。3回くらいやっちまいそうになったぜ〜。作業中もひらひらと蝶々が舞い、服の上から蚊にも刺され、なんなの。まだ蚊取り線香がいるんかー。

「キンカンも今年はよく実をつけたなぁ」「ローズマリーめちゃ大きくなったね」

買った時は15センチくらいだったハーブ苗。いまや60センチくらいの雑木に。大地でのびのび〜。父が守ってくれた庭。私も大切にしていこう。この後は

「石にペイントしてアートガーデンに」

日本庭園からアートガーデンへ(笑)華麗なる変身。もちろん父はまだ知らず。家庭菜園には邪魔な巨石群も、どかせないならペイントしてアートにしてしまえ〜。

アクリル絵の具でいいのか。石の表面をもう少しつるつるにるしたいけど、石膏は使えるのか。石の上に造形するにはどんな素材が。知りたいことがいっぱい。たぶん私は

「『やってみたいこと』でできている」

友達ならいいけど、家族は大迷惑(笑)。さて。午後から「屋根裏」の整理。梁が何本も行き交う中、ひざまづき、頭上に気をつけながら動き回る。どれだけ気をつけても、作業に気を取られ

「ごつっ」「ごん」

と毎回、頭を打つ。それも数回。めちゃ硬いよ〜、この梁の木。あまりに立派な木材&手作業のあとに、痛さも忘れて見入ってしまう。大工さんってすごいな。かっこいいな〜。

父は痛みで続けて歩くのが難しくなり、来週2人で病院へ。座れる、しゃがめる、運転はできるのだけど、歩行中の痛みが和らぐといいなぁ。脊椎間狭窄症とうまくやっていく方法、専門医はないかしら。

昨冬、父の寝室を2階から1階にしておいて、本当によかった。階段を使わなくていい生活にシフトチェンジ。ベッドも電動に買い替えたし。この1年の差は大きい。あの時、父の背中を押しまくってよかった(笑)。

「紅ピアノ(くれないピアノ)」

紅く燃える情熱の炎、真紅の花びらのようなピアノ。年内にはピアノの調律も完了したい。実に20年ぶりの調律?ほったらかしだったものに、ひとつひとつ向き合い、取り組んでいる。

完了する歓び。みなさま、すてきな週末を。

Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です