【一日一作プロジェクト】「ふまんど」を作った(2022年の作品を紹介中)。母の親友だったKさんが、隣町から訪ねてくださる。
「栗きんとんと蒲郡みかん、持ってきたよー」
おぉお〜。ほがらかな笑顔に癒される〜。母が亡くなってもまだこうして、年に1、2度、私たちを訪ねてくれるKさん。母の写真に手を合わせ、お供え物をして
「お誕生日おめでとう〜」
まだ母の誕生日をおぼえていてくれたんだぁ。じんわり。わざわざお祝いのために駆けつけてくれたんだ〜。お母さん、いいお友達を持っていたんだね。
「テラスでお茶にしよっか」「スペインみたいだねぇ」
久しぶりの栗きんとん。おいし〜。栗のほっこりした甘さ、風味がたまらない。母の生まれ育った岐阜県・中津川市は栗きんとんで有名。私はよく祖母の家に預けられたので、第2の故郷でもある。
「これを買ってね」「おぉっ、どんなふう?」
いきなり始まるシニアカーの説明&実演会(笑)。目の前で見て、触って、使って、大盛り上がり。さらに、恒例のお宅拝見。
「来るたびに、家が変わっとる!」
リフォーム箇所にKさんを案内すると「あれぇ、ふすまがない」「まぁ、障子も」「うわぁ、洗面所ができとる」「廊下に仕切り戸が」。まぁ、動線を変えたいだけなんだけど〜。そういえば工務店のYさんに
「家の間取りを変えようとしているんですね」
と言われたことが(笑)←自覚なし。庭石を埋め始めた時も「これは造園ですね」。自分がやっていることに、後から言葉がついてくる。「そうなのか〜」と後から、人の言葉で知る。ことが多い。
「家が明るくなった」
父のひと言に救われる〜。ふすまがいかに家を暗くするか。アクリル板のおかげで光さんさん〜。純和風の風情はなくなったけど、太陽教の私には「光」「明るさ」が1番。庭に戻ると、父がぽつり。
「このテーブルの下には、7個の巨石が埋まっていてね」
「えええっ」と言葉を失いつつも「そうだったっけ?」と小首をかしげるKさん。ほらほら、客人も思い出せないくらいの石だったんだよ。埋めて、お茶できるようになってよかったんだって〜(笑)。
「ももちゃん、カエル好き?」
Kさんがバッグの中から、手の平サイズのカエルを取り出す。「お土産〜」「かわいいっ」。めちゃアーティスティック。デザインも色も材質も。一目で気に入り、庭の番人に。
「自然を、命のサイクルを守る聖獣たち」
を作りたい。日々ふくれあがる創作衝動を楽しみつつ、今月は家作りに集中。次にKさんが訪れてくれる時には「作業場」「ダンスコーナー」「二重窓」「仕切り戸」ができているはず。そして今週は
「バーベキューをやるのだ〜」
お目当てのバーベキュー台が手に入ったし。天気もいいし。「巨石群の上で行うバーベキュー」最高じゃない?聖なる儀式かい〜。
「ふまんど」
タバコを吸う女友達をモチーフに。スペインではよく見る光景。おおらかで陽気でたくましいスペイン女性。「Fumando/ふまんど(タバコを吸いながら)」。
みなさま、すてきな日曜日を。