【一日一作プロジェクト】「風結」を作った(2022年の作品を紹介中)。昨日の続き。薪ストーブ業者の大屋さんは、大きな道具箱の中から
「キラキラ光る大きなもの」
を取り出した。なんと、それはトロンボーン。こんな近くで見るのは初めて。聞けば、趣味で仲間と演奏されているとのこと。今朝も豊橋に早く着いたので
「練習していたんです」
どこで?(笑)。「お誕生日おめでとうございます」いきなり始まるキッチンコンサート。「ハッピーバースディ」の曲に続いて始まる「浜辺の歌」。なんていい曲なんだろう。
「ブラボー!」「すてきだなぁ。ありがとう〜」
思いがけないプレゼントに、父もじんわり。寿司ランチをほおばりながら、あれこれおしゃべり。するお突然「失礼します」と、車に消えた大屋さん。なんと。車に積んできたのは、楽器だけでなく
「ワンコも〜」
笑笑笑。むくちゃん登場〜。犬好きな父が「かわいいなぁ」と、すぐに飛んでいく。「さぁさぁ、おやつをあげようね」「車の中じゃかわいそうだから、庭で自由にさせてあげて」「むくちゃん!」
なんだかもう、父の誕生日サプライズ企画みたいになってきた(笑)。さて。午後からは薪ストーブ講習。ノート片手にメモを取り、写真を撮りまくる。
「薪ストーブの仕組み、パーツの理解、掃除の仕方、薪の準備の仕方、道具の使い方、木の置き方、空気の調節の仕方・・・」
いやぁ、あるある。想像を遥かに超えて。そうか〜。工事よりメインはこっちなんやー。すでに3時間が経過。知恵熱が出そう〜。
「そろそろ、火を強くしていきます。調理の仕方をお教えしますね」
おぉおー。それがメインだった(もう頭はパンク寸前だけど)。とりあえず、家にあるもので。と言われるが、見事に何もない。
「ピーマン、パプリカ、餅」
バランスも何も。何がびっくりって、あっという間に焼けてしまった。すごいな。薪ストーブは「上に置いても中に入れても」料理ができる。ものすごい可能性。私に使いこなせるのか?
「弱火強火は、距離です」
なるほど〜。弱火は遠く、強火は近くで調理。原始的。火の勢いは急には変えられないので、私たちが変わるんだ。日も暮れ、辺りが薄暗くなってきた。
「では、最終章。マックスまで火を大きくしていきます」
大屋さんの目が、きらきらと輝く。私たちの目も〜。ワンコの目もー。気分はキャンプファイヤー。
「トロンボーンとワンコとやって来た薪ストーブ」
これからいかにして「薪を集めるか」。それが問題だ。「端材」も役立つらしいので、工務店のYさんにも聞いてみよう。さっそく父は、こつこつと割り箸を集め始めた(笑)。
たとえ無料でもらえる木材(間伐材とか)があっても、なんせ車の免許を持っていないので、取りに行くことができない。あぁあ、運転できたらどこまでも飛んで行くのに〜(←だから神様は私に車を与えなかった気がする)。薪ストーブ最終編は明日に続く。
「風結(かざむすび)」
風のように、私たちは出会い、ご縁が結ばれ、人生を重ね合わせ、歓びを分かち合う。
みなさま、すてきな一日を。