【一日一作プロジェクト】バッグアート「水獣(すいじゅう)」を作った(2022年の作品を紹介中)。朝から庭へ。
「外気温7度の中、薪ラックに屋根を取り付ける」
初めての素材「波板」に挑戦だ〜。まずは、寸法を計りカッターでスジを入れる。そのスジにそってハサミを入れてカット。これまでの作業と違うところは
「雨水の流れを考えて」
おぉお〜、DIYレベルがワンランクアップ(笑)。初めての素材はなんとなく緊張。と同時に、未知の世界でわくわく。今回の作業ポイントは
「雨水が流れていくよう傾斜をつけて波板を置く」
実は、工務店のYさんにいただいた端材の中に、立派な角材が何本も。その中の1本をラックの上に置き「軒(のき)」代わりに。その上に波板を乗せれば傾斜をが生まれ、自然と水は下に流れる。
「これでいいか。いや、こうしたら。あっ、こっちの方が」
あれこれシュミレーション。波板を2枚重ねる部分は、最低2,5センチ以上。穴を開けるのは「谷」ではなく「山」の部分(←水漏れ防止)。と、いろいろ決まりがある。何度も置き直し、方向や位置を確認し、いよいよ穴あけ。このためにわざわざ
「波板用のキリ」
まで注文したのだ。手作業が好きなんだよね〜。聞けば、その道では超人気のロングセラー商品らしい(笑)。どんな道や〜。ぐいぐいと力強くキリを波板に食い込ませていく。そのなんともいえない
「手ごたえ、手作業感、コントロール感」
がたまらない〜。開けた穴から針金を通し、波板とラックを固定。強風で吹き飛ばされないよう数箇所。最後にブロックを上に乗せて、できあがり。
「これで雨や雪が降っても大丈夫」
やったーーー。「笠地蔵」プロジェクト完了。あまりの寒さで、手がかじかむ。ボロボロカサカサの私の手。鼻水をすすりながら、なんとか本日の作業分が完成。
「ホットワインで乾杯だ〜」
はちみつ、シナモン、クローブで(干しぶどうかプルーンを入れたかったけど見つからず)。寒い日は温かい赤ワインが最高。それも、作業後の一杯は心と体に沁みる〜。
「こんにちは、トイレ大丈夫ですか?」「あっ、Yさん」
玄関に立つYさんの目は、できたての「波板屋根」へ。「おぉお〜」と低い声が。そして、ふっと表情を和らげると
「上手に作りましたねぇ。きれいにできてる。よくここまでやりましたね」
先生にほめられた生徒のよう(笑)。これも、いつもYさんに「ご自身でDIYで作られたらどうですか?と突き放されているから」という言葉は飲み込んで
「初めての素材で不安もあって〜」「いやいや、すごくよくできてる」
社交辞令を言わないYさん。なので、よけいうれしい〜。さて。トイレ問題。やはり水漏れ。部品を取り替えることもできるが、各パーツがかなり消耗。便座の一部にはヒビも。なんせ30年以上前のシロモノ。よくここまでもった、とも言える。
「この際、新しいのに取り替えるか」
父がぽつり。この機を逃すものかと「1番シンプルなのね!」と背中を押す。とにかくボタンや機能ができるだけ「ついていない」のがいい。だいたいマラガでは
「便器にシャワーはついていないし、便座も温かくない」「便座は自分のお尻で温めるものなのだ!」
と言い放つ私に、Yさんと父が絶句。そんな中、力強くシンプルトイレを推す。まぁ、シャワーと便座の保温は標準装備としても、やたらボタンが多くて
「肝心の水を流すボタンがわからない」
のとか、張り倒したくなる。勝手に便器のフタが上がるとか、音楽が流れるとか、お尻を上げると勝手に水が流れるとか(笑)。なんでトイレが決めんのや〜。私に決めさせてくれ。はたして。どうなるトイレ問題。
わたし的にはスペインの「ビデ」がほしい。日本ではないんだろうなぁ。まぁ、置くスペースも。裸足で歩き回る私には、足とか洗えてめちゃ便利。服を着たまま体の一部が洗える、って利用価値大。
今日から天気が回復の兆し。ようやく寒さが緩みそうですね。みなさま、すてきな1日を。