【一日一作プロジェクト】「芽が伸びない時は、地中で根が伸びている」を作った(2022年の作品を紹介中)。朝から父と外出。用事が早く終わり
「お父さん、靴を見ていこうか」「うーん、またでいいよ」
実は先日、別の靴屋であれこれ試着し、結局いいのが見つからず、ぐったりして帰宅。父が「靴はもういい」と言う気持ちもよくわかる。それでも
「きっと別の種類の靴があるよ」「もう一度見てみようよ〜」
と背中を押す。押した以上、靴屋に入るや「もっと小さいのある?」「ちがう色はあるの?」と、がぜんやる気を出した父のアテンドに全力投球。
「なんとかここでいいのが見つかりますように」
今日こそは靴をゲットしたい〜。まるで売り子のように、おすすめの品を次から次へと箱から出し、足元に差し出す。それも履きやすいように、靴ひもをゆるめて。
「履き心地は?」「サイズはOK?」「歩いてチェック」
あまりのてきぱきモードに、店員さんは声すらかけてこない(笑)。←かけたら、叱られそう。「固い」「きつい」「重い」など、却下された靴は再び箱へ。そうして数足目。ついに父の表情が動いた。
「これいいなぁ。軽くて柔らかくて歩きやすい」
おお〜。ついにこの日が。値札を見ようとする父を引き離し、レジへ走る。商品券があったのでほぼ無料。靴がほしいとずっと言っていた父に、やっとプレゼントができた。
「芽が伸びない時は、地中で根が伸びている」
目に見えないだけで。最高に成長中。「地上に向かって伸びる芽」と「地中に向かって伸びる根」。光(地上)と同じくらい、闇(地中)も大切。
焦らず、結果を急がず、自分らしく進んでいこう。一番大切なのは、根だ。
みなさま、すてきな日曜日を。