夢芽シリーズ〜もも衣・1

【一日一作プロジェクト】「夢芽シリーズ〜もも衣・1」を作った。今回の名古屋行きは1泊2日。やることが山のように。

「リストを手に」

駆けずり回る〜。買い物とはいえ、いわゆる「ぶらぶらショッピング」と違い、目標物に向かって突進。なければ発注。発送の手配。お店を出たら、すぐに次の店へ移動。

背中に大きなリュックを背負い、いざという時のためにIKEAの大袋も準備して。よくマラガの友人たちに

「あまりに前だけ見てものすごい勢いで歩いていたので、声がかけられなかった」

と言われていたけど(笑)←ただの日常。ももきみどりのリラックス状態。さて。とあるショッピングモールを出ると、目の前に

「水上バスが〜」

おぉおー。まさにこれから出発、というところ。どこに行くんだろう。どんな景色が見られるんだろう。その未知感。わくわく感に、ふらふらと船着場へ。

「あと5分で出ますよ〜。いいですか?」

おじさまに声をかけられ、心が揺れる。乗りたい。いや、しかし。予定は夜までびっしり。さすがに今回は見送ることに。にしても、

「行き先もわからないのに」

飛び乗ってしまいそうになった自分に驚く(笑)。私の内に潜む衝動性。未知への強い好奇心。失敗やリスクもあるけれど「何もわからなくても、一瞬で飛び込める」無謀さと直感を大切にしよう〜。

「次は県美だー」

お目当ては、縄文土器と狛犬(こまいぬ)。すでにお昼の1時。お腹も空いていたけれど、まずはアートや〜。入口でリュックを預け、いざ展示会場へ(入場料600円)。

「かわいい〜」

いきなり狛犬がお出迎え。そこから始まる「縄文土器&狛犬」の世界。よくぞこの組み合わせにしてくれた。時を超えて、今なお圧倒的なエネルギーを放つ作品群(写真)。

「なんて生き生きとした表情なんだろう」

狛犬のお茶目さ。縄文土器の、見る角度を変えるたびに現れる異なる表情。光と影の深いコントラスト。荒い息づかい。

「どれもこれも、生きている」

縄文土器は、日本のアートの原点。アートだけれど、文化であり、日常であり、道具であり、何より

「実際に使われていた食器」

である。だから、あちこちが煤で黒くなっている。なんて豊かな暮らしをしていたんだろう。縄文時代。縄文人の血が、魂が、自分の中に流れているのをはっきりと感じる。

「圧倒的な存在感」「命の躍動」

この流れを、私は継いでいこう。形式でなく。技術でなく。本質を。命を。アートを通して。日本人のひとりとして。

「日本の源と現在を結びたい」

今年から、もも作品は大きく変わる。着々とテーマや構成、素材が決まりつつある。「よっし、これから画材屋だ〜」大満足で会場を後に。下りエスカレーターに乗った瞬間

「日展?」

8階が大賑わい。正直、全く興味はなかったのだけど、はたと思い直す。こういう世界に「自分が関わる関わらないか」見てから決めるのもいいのでは?何事も百聞は一見にしかず。

すでに、時計は2時。お腹ぺこぺこだけど、ここまで来たら見て行くか〜。名古屋レポートは明日に続く。

みなさま、すてきな1日を。

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