【一日一作プロジェクト】2022年の作品群を紹介中。味噌作りレポートは続く。
「24時間水に浸した大豆を、3時間かけて煮る」
ひたひたの水と言われたので、これくらいか。鍋2つを使って同時進行。まずは中火、それからは弱火で3時間。Mちゃんいわく
「最初にかなり白い泡が出るので、がんばって取って」
その言葉どおり、出てくる出てくる。あっという間に泡鍋に〜。泡を取るとると汁が少なくなり
「水を追加しながら」
ひたひた状態を保つ。やり始めてわかったけれど、初心者&料理下手の場合(←私)、鍋から全く目が離せない。
「絶対に焦がしてはいけない!」
と、強くMちゃんから言われているので「焦がしたら終わりや〜」的な、プレッシャーが。実はこの日、Mちゃんも自宅のキッチンで同じ作業を同時進行中。
「今、こんな状態」
と、15分おきに写真を送る。「いい感じ」「OK」などと返事をもらいながら、大豆を煮詰めていく。「フタをして」とメッセージが届いたので、あわててフタをすると
「ぶわっ」
と汁が鍋から吹きこぼれ、大切な「煮汁」がなくなってしまった。ま、ま、まずい〜。仕方なく水を鍋に追加。
「煮汁は絶対に捨てないように」
と強く言われていたので、どうなるのか〜。とにかく自力で、大豆を煮て「手でつぶせる」ようになるまで、たどり着かねば。普通の料理と違い、感覚は実験に近い。プロセス自体はシンプルなのだけど
「味噌が出来上がるのは1年後」
ってのが、ラボっぽい。麹の世界へようこそ〜。とりあえず、絶対に焦がさないので目が離せない。なんとか3時間、大豆たちを監視下に置き
「キッチンに軟禁状態」
で、メール作業やブログなど。大豆の匂いがキッチンに立ち込める。見回すとなんと。窓という窓が、蒸気で曇っとるやんか〜。そして、3時間後。
「できた!!!」
Mちゃんに、くったりとした大豆の写真を送りつける。「いい感じだね〜」「がんばったね」とねぎらいの言葉が。と同時に
「ももちゃん、豆を漉す時に絶対に煮汁を捨てないでよ」
ありえる。ほっとして気が緩んで〜。集めた煮汁は、汁というよりゼラチン質。ぷりっぷり〜。指ですくってなめてみると
「おいしーーーーーーーーっ」
ほんのり甘くて。味に深みがあって。なんなの、この食べ物。大豆を冷ましながら、ひと休み。ここからはMちゃんと一緒。もう安心や〜。
「1時間後にそっち行くね」「待ってるよー」
いよいよ、これから第2章。麹初体験。わくわく〜。味噌作りレポートは明日に続く。
みなさま、すてきな1日を。