【一日一作プロジェクト】「光も闇も、同じ心という森に」を作った。小中学の同級生であるMちゃんに
「もうすぐ私、55歳になるんだよね〜」
とつぶやくと、きょとんとした表情を浮かべ、とんでもないことを言い出した。
「ももちゃん、今55歳だよね。だから今週、56歳になる」「えっ?えええっ⁉︎」
同級生で、誕生日がひと月ちがいの私たち。同い年なので、一緒に歳を重ねていく。
「私たち、もう55才だよ。だから誕生日で56歳」「いやいや、ええっ⁉︎ちょっと待って」
あわてて紙とペンを取り、頭を整理する。「誕生年が偶数なら、2024年から引けば偶数だよね?」Mちゃんがやさしく教えてくれる。引き算はできても、あまりのショックで頭がついていかないのだ。
「私、今55歳なの⁉︎うそ。ずっと54歳だと思ってた」
その事実に、しばし呆然。本気で54歳だと思い込んでいたので、周りにもそう言い続けてきたし、何より
「全ての書類にも54歳と記入してきた」
大丈夫なのか?急にそら恐ろしくなる。これも全て、マンション退去から始まる手続き問題、流浪の民ライフ、書類の100本ノック。と、ドタバタが続き、
「誕生日どころではなかった」
生き抜くのに、前進するのに必死で。そのあまりの激務。というか、自分のキャパシティを超える継続的な挑戦に、頭がぶっ飛んでいたのだ。その時、ふと
「年齢を偽る」
という言葉が頭に浮かんだ。あの大量の書類群は大丈夫だったのか。後で問題になることは?急に不安になってくる。どうして、こんなことになったのかといえば
「昨年、誕生日を迎えた際に、1歳足すのを忘れていた」
それだけなんだけど〜(笑)。アップデートするのを忘れていた。私自身、本気で54歳だと思っていたので、
「54から56歳を迎える」
不思議な感覚(笑)。飛び越え進級か〜。「55歳」と言えるのが、わずか1週間という。なんなん。というわけで、年齢情報の訂正。我ながら、ここまでヌケているとは。久しぶりに呆然。愕然。
いやほんと、誕生日を迎える前に、自分の正確な歳がわかってよかった。あの時、Mちゃんに言われなかったら「1歳ずれたまま歳を重ね続けて」いたところ。
「還暦でズレに気づく」
ことにだって。なりかねん〜(笑)。よく「年齢を気にせず生きましょう」と言うけれど、あれは「自分の年齢を知っている」前提の話なのだ。あたりまえだけど。Mちゃん、教えてくれてありがとう〜。
さて。自分の誕生日プレゼントとして、キャンバスを注文。こんな大きくて重いものも、オンラインショップなら玄関先まで届けてもらえる。
「な、な、何これ⁉︎」「100号のキャンバスだよ」
おののく父を横目に、サイズに感動〜。縦横の比率の異なるキャンバスを2枚ずつ、計8枚。配達のお兄さんに代引きでお支払い。1万円札が1、2、3、4、5、6・・・数枚飛んでいった。
「そんなに一気に買ったの?」「ペイントし始めたら、あっという間だよ」
あとは、Yさんに発注した「木製の基礎」が届けられれば〜(←これも自分への誕生日プレゼント)。今年から、もも作品は大きく変わる。あとは「制作に集中できる時間」だけ。あぁあ〜、これが1番問題。
「光も闇も、同じ心という森に」
私たちの心には、光と闇が同時に存在する。大切なのはバランス。散歩をするように、楽しく光と闇を行き来しましょう。
さて。これから岐阜へ。1泊2日で行ってきまーす。みなさま、すてきな1日を。