2022年の作品群

【一日一作プロジェクト】2022年の作品を紹介中。ホテルの裏にある喫茶店でモーニング。これが、ものすごい量。

「ええっ、茶碗蒸しまであるの⁉︎」

写真をご覧ください。もうこれ、ブランチなのでは。紅茶もポットにたっぷり3杯分。ほんとお腹ぺこぺこでよかった〜。さらに気になるお値段は

「500円」

すごすぎん?(笑)。お腹も心もしっかりエネルギーチャージ。さっそく名鉄で、岐阜から名古屋へ移動。栄周辺で買い物&注文。ささっと用事をすませ

「熱田神宮へ〜」

ずっと行きたかった場所。ゆっくり見て、感じて、心ゆくまでのんびりしたかった。実は先月、斎藤吾郎さんのギャラリー展で見たチラシの作品に一瞬で心を奪われ

「本物が見たい!どうしたら見られるんでしょうか⁉︎」

と斎藤吾郎さんご本人に詰め寄り(笑)「熱田神宮に飾ってありますよ」とのお返事をいただき、さっそく熱田神宮の事務所に電話確認。

「私たちが見られるような場所に展示されているんでしょうか?」「はい。2月から一般公開が再開されます」

きゃー。楽しみ。まず栄から地下鉄で西神宮駅へ。小さなスーツケースを持っていたので、駅のコインロッカーへ預けて身軽に。これで飛び回れる〜。

「何かに出会えそうな予感」

この不思議なわくわく感が、私を突き動かす。まずは正面玄関へ。鳥居の上で、鳩たちが出迎えてくれる(写真)。手を洗い、口をすすぎ、生い茂った大樹の森の中を進む。

「神社は、杜(もり)なのだ」

木と水と光に包まれ、静寂に満たされ、昼間でもどこか薄暗く「聖樹」が祀られ「聖鳥」たちが暮らす場所。見回せば、あちこちにカラスや鳩の姿が。

「3本足だったりして」

想像が広がる〜(笑)。ここなら八咫烏(やたがらす)だって隠れ住んでいそう。まずはメインストリート(←参道と呼べ)を通り「本宮」へ。さすがに人がいっぱい。

「撮影禁止です」「ここから先は撮らないで」「この上は撮ってはだめ」

警備員のおじさま方、大忙し。念のためスマホはしまい、お参りに専念。本宮に手を合わせた後は、その周りに設けられた

「こころの小径(こみち)」

へ。もちろんここも撮影禁止。なんという静寂。木々の間をゆっくり進んで行くと、小さな神社が。ここに熱田大神の「荒魂(あらみたま)」がお祀りされているとのこと。活動的で勇猛な

「荒魂(あらみたま)と和魂(にぎみたま)」

動と静。ふたつでひとつ。なんてすてきな名前なんだろう。いつからか「神社」に強く惹かれるようになった。日本古来の宗教、神道。特定の教祖を持たず

「自然やもの、土地などあらゆる存在を神として崇拝する」「八百万(やおろず)の神」

なんて豊かで、自然発生的で、人間的で。この世に存在するもの全てを、ありのままにレスペクトする考え方。おおらかで支配とは相容れないメンタリティ。3、4歳歳の頃、父に連れて行ってもらった図書館で、最初に借りた絵本が「日本神話」だった。

「海にも山にも太陽にも、そこらじゅうに神がいて」

歌ったり踊ったり喧嘩したり悩んだり。どこかギリシャの神々と似ている。神とはどこか遠くの、上の存在ではなく、まして万能でもなく。何より神が1人でなく、八百万(やおろず)というのがいい。

全国の神様が集まるから「神無月」なんて、最高やん(笑)。神社に身を置き、杜の中を歩いているだけで、

「心が浄められ」「魂が洗われ」「エネルギーに満たされる」

のを感じる。神社のすごさは「杜」にあり。場所に宿る神秘のパワー。その息づかいを、若い時は聞き取れなかった。この歳になり

「存在の意味や、私たちが守り抜いていくもの、後世に伝えていくもの、日本とは、日本人であるとは。アーティストとしての自分の役割」

などを考えるようになり、時間があれば神社へ足を運んでいる。ところでみなさま、熱田神宮に「神鶏さま」がいらっしゃるのをご存知でしょうか。神なる鶏。そう、この杜のどこかに放し飼いの

「ニワトリがいる!」

運がよければ、出会えるらしい〜(笑)。その聖なる鶏に会えると幸運が。福が呼び込まれるとのこと。おぉお〜。偶然会えないかしら。名古屋レポートは明日に続く。

みなさま、すてきな1日を。

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