【一日一作プロジェクト】もも衣アート「ぴかり獣は行く」を作った(2022年の作品を紹介中)。
「今日は56歳の誕生日」
ずっと54歳だと思い込んでいたので、55歳を堪能する時間が1週間しかなかった(笑)。今年のももきみどりは、大きく変わる。
「これまでしなかったことを、かたっぱしらからやる」
と決めた。ので、まず工務店のYさんに「作品の基礎作り」をお願いし、100号のキャンバス&大量の絵の具をまとめて注文し、実家にある母の部屋を作業場に改造した。さらに
「もも衣(ももごろも)をオリジナルで作る!」
と決めた。これまでは、この写真のように既存の衣類にペイントしていた。それはそれでいいのだけど、布を使って造形そのものをしてみたい。そこで、新しいプロジェクトを始動。
「とんでもも衣(ごろも)」
実用性は完全度外視。アート100%。服というよりコスチューム。身につけて動く作品。「とんでもなく+飛んでいく+もも+衣」。昨年、流浪の民で思うように作品作りができず、アイデアと情熱だけが
「ごうごうと噴出」
していた。そして。今年に入り、すとんと憑き物が落ちたように、視界が開けてきた。
「自分にできないことは、できる人にお願いすればいい」「一緒に作る」「アトリエは自分がもっていなくてもいい」「日本とスペインで同時制作も可能」
新しい可能性が見えてきた。立体アートの基礎は今、建具屋のSさんが作ってくださっているし「とんでもも衣」はどうしよう。
「そうだ、千夏さんにお願いしてみよう!」
縫い物はプロ級。楽しいことが大好きで、チャレンジ精神にあふれ、仕事を遊びに変えてしまうちゃきちゃきの名古屋っ子、千夏さん。きっと、私のとんでもないアイデアやデザインも
「うわぁ、おもしろいね〜」「やろうやろう」
と言ってくれそう。お忙しいことはわかっていたけれど、さっそくメッセージ。「とんでもも衣」プロジェクトについてお伝えする。といっても、
「私の冒険につきあってください。千夏さんの力を貸してください」「大人が本気で遊ぶとこうなる!というアートラボです」「どう進化していくのか今の段階では全くわからない」「今年の秋冬の展示会で発表したい」
それだけ。具体的な説明は何もなし。やりたいこと、出来上がり図、ビジュアルはあるんだけど、全て私の頭の中。こんな先もわからぬプロジェクト、ビジネスにもならないし、断られたって仕方ない。と思っていたら・・・
「ももちゃん、とんでもも衣やりたーい!」
すぐに返事が(笑)。これが千夏さん。即答。どんな内容か、いくらか、などという細かい質問は一切なく。とりあえず「やろうぜ〜」と体が動く。心がふわりと舞い上がる。
「千夏さんの顔が見たい。名古屋へ行きます」「○日か○日はどう?」
あっという間に決まる(笑)。このスピード感が千夏さん。そんなわけで、今年の秋冬の展示会めざして、水面下で進行中。10日後の打合せのために、アイデアをまとめておかなくちゃ。
「秋冬にどこで何をしているのか」「展示会をどこでするのか」
不明。「今から会場を予約しないともう無理だよ」とも言われる。でも、流浪の民の私には、1ヶ月先の予定も組めない。ましてや半年以上先だなんて。でも、きっと。何かが動いて、できるようなるさ〜。
「人と人とのつながりで拓けていく人生」
を、私は信じている。甘いと言われようが、その実践こそが、私の人生なのだ〜。何より、私にとって幸せな人生とは
「どれだけ心を震わせたか」
に尽きる。一緒に心をぷるぷるさせましょう(笑)。「うちで展示会、できるよー」「お手伝いできるよー」「一緒に遊びたい〜」「こんな人を知ってるよ」「余ってる素材あり」「車を出せる」「整理整頓が得意」「日曜大工できます」「こんなの使えそうじゃない?」「集客なら任せて」「踊りに行きます」なんでもけっこう。ぜひお声がけを。
「ももアートは、遊び心でできている」
遊び心で、人生を切り拓いていこう〜。お誕生日メッセージを送っていただいたみなさま、ありがとうございます。ぜひ今年は一緒にアートで遊びましょう!
「ぴかり獣(じゅう)は行く」
「ESPERANZA(希望)」文字。希望の芽をどこまでも伸ばしながら、ひょうひょうと己道を行くぴかり獣。内なる光(ぴかり)で、その道を照らしながら。
明日から始まる岐阜レポート、どうぞお楽しみに〜。みなさま、すてきなサン・バレンティン(バレンタインデー)を。