ティントシリーズ

【一日一作プロジェクト】「ティントシリーズ」を紹介中。久しぶりにクリスティーナとランチ。

「アーティスティックなメキシコ料理屋へ」

カラフル〜。セマナ・サンタ(聖週間)に入ってからずっと雨&曇り。気温も一気に下がって、14度前後。

「テラス席で飲食できる状態ではない」

どうなっちまったんだ〜。太陽教の本部。まずはビールで乾杯。タコスをほおばりながら近況報告。「手続き問題」ではずっとお世話になり

「よし、車出すわ!行こう」

と、何度も打合せや申請につきあってもらった。打合せ先では一緒になって「問題があれば、私の方に連絡を」と、強気で押す押す〜。今回スペイン入りしてからそんな

「お礼参りランチ」

が続いている。それぐらいみなさまにお世話になって生きている。問題自体は解決しておらず、これからやるべきこと、プロセスをとくと話し合う。

「もも、これが解決したら、やっと自由な身になれるよ。集中してすごい作品ができるって」

その日は来るのか。来るといいな。いや、来るのだ。いつか?は置いといて。以前は、会えばアート話だったのに。すっかり打合せランチが当たり前になってしまった。

「来週、また行くんだけど」「よし、車出すよ!行こう」

私たちはどこに向かっているのか。と思う時がある。無駄な努力ではないのか。もう無理なんじゃ。思わず黙り込むと、クリスティーナがぽつり。

「最後まで闘うのがもも流。ふつうの人ならとっくにあきらめてるよ」「ってか、何かに取り憑かれてるのが、ももじゃん」

こんな無謀な私につきあってくれることに感謝。最後はアート話でシメ。マドリードのコンテンポラリーアート展を数日かけて回ってきたというクリスティーナ。私は

「家のリフォームのかたわら、作業場を作り上げ、日本出国の数日前に必死でペイントした」

ことを報告。私たちの人生は、行動によって刻まれる。したことが全て。考えたことや話したことではなく。

「バカな闘いかもしれないけれど、一緒に立ち向かってくれる」

クリスティーナに感謝。友達っていいな。私たちの出会いは油絵教室。先生の言うことを全く聞かず、問題児だった私たち。「変わり者」として教室でも浮いていた。休憩時間にクリスティーナがニコニコしながら近づいて来て

「あなたは、私の友達になるよ」

と言ったのだ(笑)自信たっぷりに。その足で、私たちはビールを飲みに行き、気がついたらなくてはならない友達になっていた。

「また来週!」「打合せの後はビール飲もうね」

モチベーションアップ。ランチの後は、1人散歩をしながらバス停へ。通りかかった教会では、セマナサンタのパレードに担ぎ出されるキリスト像とマリア像が、装飾をほどこされて出番を待っている。雨が降ったら出られないので、

「どうか雨が降りませんように」

と、天を仰いで祈る。マラガっ子たちの祈りが通じますように。混みだしたセントロを後に、バスに乗り打合せへ。これが私の進む道。前進あるのみ!

日本はいよいよ桜が満開のようですね。みなさま、すてきな 1日を。

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