【一日一作プロジェクト】「己の狂気シリーズ」を作った。朝から父と庭へ。スコップ片手に
「玉ねぎ収穫祭」
きゃ〜。ホームセンターで買って来た苗が、こんなに大きくなるなんて。玉ねぎの頭が大地からちょこんとのぞき、期待大。
「採るよ〜」
しゃがみ込んだ父が、次から次へと玉ねぎを引っこ抜く。収穫祭の始まり〜。大地から引き抜かれた玉ねぎは、まだしっかり土に覆われ、もじゃもじゃと根が伸びている。
「すごい、もう30個」「まだまだ。60個くらいいくよ〜」
大豊作。実は今回、白玉ねぎと紫玉ねぎの2種類に挑戦。ほぼ同時に植えたのに、白の方が早く収穫を迎えることになった。
「新玉だから、おいしいよ〜」「今夜のサラダに入れよう」
大小さまざま。ごろごろと〜。新聞紙の上に並べられた新玉は、これから3日間天日干し。それから葉を切り、根を切って干せば、保存食の完成。
「全部で67個あるよ!」
すごい〜〜〜。しばし感激して、立ち尽くしてしまった。なんというか、アートなんかとてもかなわない。自然の力、神秘の前には。でも、
「アートをハグに、突き上げたこぶしにかえて」
命を大切にする社会を守っていこう。自分にできるやり方で。挑戦あるのみ。さて。収穫したばかりの新玉を切ってサラダに入れたら
「おいしいなぁ。すごく甘いなぁ」
父が絶賛(笑)。生の玉ねぎなんか食べなかったのに〜。そのままかぶりつけるほど、やさしくさわやかで甘い。大満足、なんだけど次の問題は
「玉ねぎをどこに干すか」
風通しがよくて日陰。となると、軒下?駐車場?そういえば、とくばあちゃんの家にもずらっと玉ねぎが吊るされていた。最近、祖母に似てきたのを感じる。
「手作り味噌、玉ねぎ、梅干し、梅酒」
私の中に、祖母は「種」を残していった。その種から芽が出るのに、30年以上かかったけれど。畑とダンスが大好きだったとくばあちゃん。だから、101歳まで生きられたのかな。
苗植えと収穫の5月。みなさま、すてきな1日を。