【一日一作プロジェクト】「自由への道」を作った。「手続き問題・3」。夜中の2時にマラガ空港着。ハビ吉のマンションへ。4時間ほど眠り
「翌朝9時に打合せ」
マラガの関係機関、動物輸出入業者、動物病院、鳥かごの入手まで。一気に回る。朝一でクリスティーナが車で迎えに来てくれて、
「こんな無謀なことはロカ(クレイジー)しかしない。これぞもも!」
と笑い飛ばしてくれることに感謝。行動力があり、何度、窮地に陥るたび「今、行くわ」と、駆けつけてくれたことか。
「友達は、使うためにあるんだよ〜」
クリスティーナの口癖。ニーニャ、ムーチャス・グラシアス!さて。各機関と打合せをして情報のすり合わせ。現段階(2023年の4〜5月)では、日本の厚生労働省が
「スペインから日本への鳥の輸入を全面禁止」
しているため、スペイン側としては何もできない。「日本がスペインからの輸出入を許可してくれる日を待つしかない」という絶望的状況。厚生労働省に確認すると
「鳥インフルエンザが発症していない国および地域」
からなら、日本輸入が可能とのこと。それ以外の土地は「踏んでもいけない」。つまり、経由さえできない。では、その通ってもいい国および地域とはどこなのか?現段階(2023年の4〜5月)では
「ベルギー、ハンガリー、フランスの一部の県」
と名前を言われても、まるでピンと来ない。地図で調べてみると、あわわわ〜。大きな問題が。たとえ、奇跡が起きて「輸出許可証」や「衛生証明書」を発行してもらえたとしても
「その県に、日本への直行便が飛ぶ国際空港がない」
と、すでに終わり。その点、フランスはパリを含む周囲5県は「許可地区」になっており、シャルル・ド・ゴール空港を持っている。
「パリから日本への直行便に乗せる」
のが、現在考えられる唯一の可能性。なのだが、問題は、ココはスペイン国籍。全ての証明書はスペインで申請、発行されている。
「どうやってフランス国籍にするのか」「そもそもできるのか」「オーナーである私はフランス移住しなくてはならないのか」
問題山積み。マラガへ着いた翌日から、頭が爆発しそうな勢い。湯気が〜。とりあえず、
「明日、ココを迎えに行ってきます」「他の可能性を探ってみるから、週明けに打合せしましょう」
どうなるのか。まるで、先がわからない。けれど、前に進むしか道はない。まずは特急でマドリードまで。乗り換えて2時間。さらにローカル線に乗り換え、5時間半の道のり。
道は続く。激流だが。「自由への道」を探して。ココは元気だろうか。状況は絶望的でも、再びココに会える歓びで、私の心は踊るのだった(明日に続く)。