「スペインで結婚式」
9回目の今日は
「小さな村の教会で結婚式」
を紹介します。
わたしたちの住むマラガから
グラナダ県に向かって
車で約４５分。
日本の観光客はまず訪れない
小～さな村の教会が
今日の結婚式会場。
どれぐらい小さいか、って
この村、車で一回り約２分。
歩いても３０分くらい。
これが、村のメイン広場。
向かって右手前に教会の
白い壁が見えますね。
南スペイン・アンダルシア地方
の典型的な村。
背中向けて座ってるのはべラ。
教会、開いてないんだもん。
もう、式は1時間後だというのに。
この辺がマラガ。スペイン。
４０分前にやっと扉が開き
機材を教会内に搬入。
べラ、もう汗びっしょり。
「海から上がった
ネプチューンみたい・・・」
って、自分で言うか（笑）
扇風機がほしいよー。
教会の中って、一陣の風も
吹かない・・・
さて、今日の結婚式は
新郎新婦の注文で
４５分の式のあいだに
８曲も弾く。
小さな村だから
教会も小さくて、かわいい。
新婦の歩くバージンロードも
１０メートルくらい。
これじゃ、曲のさびが来ない
うちに花嫁が着いちゃうよー。
で、いきなりイントロを大幅に
カットすることに。
せっかくの思い出の曲。
さびのとこ、聴きたいよね。
教会の中も、白一色。
白い村の、白い教会。
豪華な飾りはないけれど
とても素朴で温かな奮囲気。
８曲分の楽譜が、ごっそり。
「指輪の交換」の時に
「タイスの瞑想」を頼まれ
弾いていたら、あれ、まぁ！
もう次の「キャンドルサービス」
に移ってる～。
あわてて、フェードアウトして
オペラのアリア「Caro mio bien」
に移る！
で、また顔をあげたら
「スピーチ」に入ってて・・・って
もう、落ち着いて
弾いていられない。
８曲は多すぎですね。
今回、結婚式では初めて
「エリーゼのために」を弾きました。
誰かピアノ、習ってるのかな。
でも、指が自然と
ホテル＆レストラン用の
「エリーゼのために～アレンジ版」
に動いてしまって大変。
さて、式も演奏も無事終わり
再び、機材を搬出。
電子ピアノはこんなふうに
して運びます。
南スペイン・アンダルシアの
観光ブックにも載ってない
ような小さな村の教会で
結婚式はいかがですか。
まだまだ、暑いマラガです。
