スペインの多くは
「ブタンガス」を使っている。
シャワー、台所など
すべてこれ。
ガスという点では日本と同じ
だが、一つ大きくちがうのは
ブタンガスの「ガス缶」を
自分で買わなければ
ならないところ。
これはどういうことかと言うと
ガスは24時間、水道水のように
流れてくるものではなく
「缶のガスがもう終わりそう」
であることを絶えず
察知していなくてはならない。
「何だかぬるいなぁ・・・」
などと思ってシャワーを浴びて
いるといきなり、無情にも
「水」になってしまう。
冬場は、本当に絶叫したくなる。
で、本題に戻ろう。
わたしたちは結婚式の演奏で
出かけてばかりいるうちに
「ガス缶の残量を把握」するのを
すっかり忘れていた。
「あれ~っ、お湯出ないよ!」
ガス缶は、週に一回
お兄さんが売りに来る。
あるいは最寄りのガソリンスタンド
に行って買う。
そんな時間なかったので
「奥の手」。
「べラ、海行こう!」
わたしたちは
うちの前のビーチに設置
されているシャワーへ向かう。
水だけど、生ぬるい。
それも青空の下のシャワー。
ターザンみたい。
ヤシの木陰で一休みしていると
「また明日も来ようかな・・・」
と、思えてくる。
10月まで泳げるマラガの海。
ビーチ・シャワーよ、ありがとう!