2022年の作品・手続き問題11

【一日一作プロジェクト】2022年の作品を紹介中。「手続き問題・11」。フランスに突き放されたせい(おかげ?)で、

「ポルトガルへ方向転換」

これが好転であることを祈ろう。まずは「国際動物輸出入業者、および鳥を扱う動物病院」にコンタクト。フランス語に苦戦した後なので、ポルトガル語のメールが

「スペイン語に見える」

笑。くらい、想像がつく。ありがたや。これなら、現地に乗り込んでも暮らしていけそう。友人のツテで、ポルトガルに住む友人を紹介してもらう。ってか、彼女とは一度食事をしたことがあり、

「まさか、あの時のランチがこんなつながりになるなんて」「何でもやるから言って!」

聞けば、彼女はかつてスペインで「動物保護センター」に勤めていたとのこと。捨てられたり迷子になったりした犬猫鳥を世話しており、そのセンターの玄関にいたのが

「ココちゃんと同じオウムだったのよ〜」

おぉお。強い味方がポルトガルに。さらに、宿泊施設についても手を貸してくれるとのこと。これがフランスなら言葉もわからないうえ、孤軍奮闘だった。

「ココ、ポルトガルに行こう」「ひゅ〜いっ」

2人ならどこへだって。リスボンの動物輸出入業者から返事を待つ間、ポルトガル語を勉強し始める。とりあえず、コミュニケーションでき、手続き内容を確認することができればいいので、

「○○したい」「○○しなくてはならない/しなくてもよい」「○○できる/できない」「いつ、どこで、何を、どうやって」・・・

などのパターンを書き出す。あとはよく使う動詞、形容詞、名詞のリスト。さらに、手続きや書類に使われる用語一覧を作る。

今回は、最初からスペインの動物輸出用業者に間に入ってもらい、スペインとポルトガル、2社が協力して動くことに。その分、費用はかさむけれど、

「扉が開くなら何でもする」

刺しちがえるくらいの覚悟で、こちらはのぞんでいるのだ。可能性があるなら、どこにでも行く。語学だって学ぶ。その気迫が通じたのか、

「2週間後にポルトガル入り」

が決まった。まずは書類を申請。その回答を見て、次の手を考えることに。少なくとも「申請」はさせてもらえるのだ(フランスでは申請さえさせてもらえず)。それだけでも感謝。なにより

「今は仲間がいる」

ビジネスパートナーが。素人ひとりでトライするのとはわけがちがう。彼らは手続き&書類のプロなのだ。質問できる、応えてくれる人がいる。そのなんという心強さ、安心感。

まだ先は見えないけれど、このままポルトガルに住むことになってもかまわない。何ヶ月でも待つ。その覚悟で、荷造りを始める。はたして。私たちに扉は開かれるのか。(つづく)

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