【一日一作プロジェクト】「文字あそび」シリーズを作った。昨夜、マラガに大雨が降り、
「一晩中、稲妻&雷が〜」
カーテン越しに、ピカピカどどーん。眠れない人もいたのでは。新聞によると、稲妻2万回だとか。私は毎日10000〜15000歩、歩き回っているせいか爆睡。洪水の被害がないことを祈って。
さて。毛糸屋さんレポート。マラガに30年住みながら「一度も毛糸屋へ行ったことがなかった」ことに、自分でも驚く。地図を見ながらふらふらと〜。
「こんな裏通りに?」
本当にお店が?入ったこともない薄暗く細い通りを進んで行くと、女性たちの明るい声が。おぉお、毛糸屋さんや〜。店内は60〜70歳の女性で溢れかえっている。私が知らなかっただけで、編みものは人気なんだなぁ。
ぐるりと店内を見回し、ひたすらビビッドカラーを探す。とはいえ、軽くて柔らかくて温かい素材がほしいので、かなり選択肢は狭まる。そんな中、一瞬で目を奪われたのがこちら(写真)。
「かわいい〜〜〜っ」
手に取ると、めちゃ軽くてふわふわ。きゃー。身につけたらほかほか気持ちよさそう。とりあえず、お店にあるだけこのシリーズを出してもらう。配色は3つ。全部で6玉。
「もうこれしか残ってないですね」「全部ください!」
即断、即買いの私に、お店のお兄さんがニコニコしながら尋ねてくれる。
「すてきな色合いだよね。セーターでも編むの?」「マフラーと、アームウォーマーをおそろいで作りたいの!」「おぉお、おしゃれ〜」
編むのは、私じゃないけど〜(笑)。千夏さん、今頃くしゃみをしているのでは。これにて予算がつき、毛糸はここまで。なんせまだ「布」が残っている。素材探しは続く。
さて。用事をさくさくとすませ、セントロで早めのランチ。お菓子を買ってバスに乗る。窓から眺めるマラガの街。マラガの人々。その服の配色の明るくクリアーなこと。赤、青、緑、黄色、オレンジ・・・
「バリエーションは豊かさ」「私の色彩感覚はマラガで培われた」
太陽の光に包まれたこの町で。クリアーでパワフルな色彩。それに負けない個性。自分らしさを何よりも大切にするスペイン。そんな世界に、自分の成長期に身を置けたことに感謝。
「日本という母と、スペインという父を、私は持っている」
私を生み育ててくれた日本、成長させてくれたスペイン。かけがえのない家族。私のふたつのふるさと。
いよいよスペイン滞在も折り返し地点。マラガレポートは明日に続く。みなさま、すてきな1日を。