カード・スーツケース

【一日一作プロジェクト】「ギフトカード」を作った。来週から、いよいよテニス教室を再開。接骨院の先生に、

「いきなり動かない。ダッシュも禁止。ゆるやかにストレッチ感覚でラケットを振る」

と指導を受ける。週1のリハビリは続く。歩くのは全然問題ないのだけど、少し負荷がかかると、まだつっぱりを感じる。

「走る、階段を降りる、つま先立ち、ジャンプ、けんけん」

などは、よろよろふらふら。40分のリハビリでも息が上がる。テニス教室を丸2ヶ月休んでしまい、すぶり1回していないけど大丈夫かなぁ。コーチやスタッフの皆さんへ、お土産に添えるギフトカードを作っていると、

「ぷぷぷっ?(なにしてるの?)」

さっそくオウムがやってくる。ココは超マイペース(我が道を行く)なので、私が帰って来たからと言ってベタベタすり寄ってこない。そのかわりというのか、作業をする指先に少しずつ近づき、

「遊んでくれ」

と無言で、真顔で訴える。甘えるのが下手すぎ〜(笑)。さて、お昼過ぎにスーツケースが届く。その中のひとつ、1番古いスーツケースに大きな割れ目ができていた。

「ついにこの日が・・・」

実はこのスーツケース、30年近く前に両親に買ってもらったもの。何十回という旅に耐え、引越しや移動の時も、いつも私と一緒にいてくれた。ルームシェアの際にはサイドテーブルの代わりに。

「長い間、おつかれさま。ありがとう」

しんみり。いつか終わりが来ることは知っていたけれど。「手続き問題」「流浪の民」時代、私たちは小さな部屋の中で寄り添い、希望を信じて生き抜いた。どんな時も、私のそばにいてくれたのは、このスーツケースなのだ。

「私の日本帰国までがんばってくれた」

そんな気がして、ならない。負傷しながら、豊橋の実家へ無事帰還。30年に渡る戦友よ、相棒よ、ありがとう!私たちはやり抜いた。生き抜いた。そして、たどり着いた。豊橋の地へ。

「一緒にスペインへ渡り、一緒に日本へ帰る」

私たちの旅は、ここで終わる。そして、新しいステージが。スーツケースとしては引退でも、アートとして第2の人生はいかが?極彩色に生まれ変わるのはどうかな?(笑)

みなさま、すてきな1日を。

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