うちのベランダで、植物やハーブなどを育てているが
「はて、最後に肥料をあげたのは、いつだったか・・・」
どうしても思い出せない。ベラに聞いても、首を横にふるので
どうやら植物たちは、水と太陽、そして自力で、育っていたらしい。
お店に肥料を買いに行った私たちは、肥料コーナーの前で固まった。
「高い・・・」
一番安いので、5ユーロ。それもなんか、あやしそう。
「いったい、このボトルの中には、何が入っているのか」
ボトルには、美しい花の写真など貼ってあるが、
あんまり安物だといい加減なのでは、と思えてくる。
いつも自転車でイワシを買いに行くベラなど
「僕たちの食料よりも高いなんて・・・」
とりあえず買うのは次回にし、隣の八百屋で今日のおすすめ商品、
「イチゴ1箱2ユーロ!」
を、買って帰る。日本のパックの4倍くらいある
両手に抱えるサイズの木の箱に、大粒イチゴがルビーのように輝いている。
「おいしー」
ベランダで、イチゴを食べながら
「なんとか安く、植物に栄養を与える方法はないものか」
私たちは、話し合っていた。
「ああっ、そーえばうちのお母さんが、米のとぎ汁を植物にかけてたよ!」
ちなみにスペインで米料理をするとき、米はとがず
いきなり鍋やフライパンに入れるので
「とぎ汁」というものの存在を、すっかり忘れていたのだ。
「って、ことは、料理するついでに、肥料を作れるんじゃないの?」
「なるほど。畑やってる友人に、聞いてみます」
トマト、ピーマン、レタス・・・などを育てている友人にベラが聞いたところ
「野菜の煮汁(塩なし)でもいいし、いろいろな作り方があるよ!」
と、簡単なやり方をいくつか、レクチャーしてくれた。
「今年の春は、手作り肥料に挑戦しますっ!」
と、意気込んでいるベラ。
去年、野菜や果物の殻をベランダで干していて、「生ごみ」にしてしまった私は
どうなることか、様子をうかがっている。
もし、「おうちで簡単、手づくり肥料」をご存知でしたら、教えてください。
そういえば、卵の殻も、鉢に入れませんでしたかね。
あれは、ニワトリ小屋だったかなぁ。どうも最近、記憶が・・・・
また聞き、でもかまいませんので、
手作り肥料情報、どうぞよろしくお願いいたします。