さて今夜は岐阜駅前のレストラ
ン「楮はなれ」で、コンサート。
ぎふ草の根交流サロンの酒井さ
んのお心遣いで実現した一夜。
「肩書きも実績も何も必要ありま
せん。そのままのあなたでどうぞ」
というコンセプトのもと、月に一度
交流の場として催し物や食事会
が催されているらしい。
今日のコンサートは実は大野さ
んのお声がけで実現。写真の電
子ピアノも、大野さんがわざわざ
ご自宅から運んで下さったもの。
レストランへいっしょに機材を搬
入しながら、「縁」とは体を動かし
て作り出すものだと、実感。
「今日、話すこと箇条書きにして
おきましたよ」
「話すこと？」
「演奏の合間に２０分くらい話を
してほしいそうです」
「・・・・・・・・・」
失神しそうになったが、ここまで
お世話になっている大野さんを
前に、できないとは口がさけて
も言えない。成せばなる！

「スペインの夜」というテーマで
食事が始まり、私たちも演奏を
スタート。20人あまりのお客さん、
客席が目の前なのでライブ感が
ある。これが生のよさ。お互いの
呼吸が感じられる距離が最高。

休憩になり、案内されたテーブル
に「講師席」と書かれた札が。
「講師、って・・・・まさか私？」
これからトークが待っていること
を思い出し、再び気絶しそうにな
る。が、大野さんの魔法のリスト
を思い出し、スペイン生活のこと
などを、とつとつと話し始める。
演奏より、話す練習をした方が
いいと自分でも思う。ああー。

職業、年齢もさまざまな皆さんの
お話を伺いながら、岐阜には
地元の活性を考えて働きかけて
いる人がたくさんいるんだな、と
出会いの、縁のすばらしさを
改めて実感。
岐阜とスペイン。場所はちがえど
前向きに生きる心は同じ。
人生一度きり！成せばなる！

そういえば、今夜のパンフレットにも書かれていた。
「ひとりひとりは、いろんな大きさ、色で輝いています。
サロンの仲間は、そのままのあなたとつながりたいのです」
だったら、トークの下手なそのままの私で、いいではないか。
今日のわたしで、つながろう！

講師のはずが、みなさんに元気づけられた一夜。
酒井さん、大野さん、そして会場に来てくださったみなさん、
本当にありがとうございました。

追伸。花束を受け取ったベラより
「おせわになりました。ありがとうございました。でも・・・」
「でも、どうしたの？」
「花束のお礼に、スペイン風にほっぺたにキスしようとしたら、
すごい勢いで逃げられました」
「日本じゃしないよ、そんなこと。きっと恐ろしかったんじゃないの、その女の子」
「お礼のつもりだったんだけど・・・体をこわばらせてました」
花束をくださった女性の方、どうぞお許しくださいね。
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いつも応援団をして下さるかなさ
ん、ありがとうございました。
磁叟庵でのコンサート、さらに
岐阜市内観光、ぎふ草の根交流
サロンコンサートまで、
「もっと親孝行をするように！」
という心からのお言葉、心に沁み
ました。行動あるのみ！という
かなさんの生き方をお手本に
して生きていきます。

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