「クロ隊長はいつブログ管理者になったのか」

その問いに、答えられる者は、たぶん誰もいない。
きっと、クロ隊長自身も。

それで今日は、このブログ発足から
クロ隊長の出現、今日に至るまでの道のりを
ざっと思い出してみたい。そして
「クロ隊長はいつブログ管理者になったのか」を
検証してみることにしよう。

その前にまず、このブログの発足の仕掛け人にである
大野さんの話から始めよう。
大野さんは私の会社員時代の先輩である。
「あなたの生き方を、書いてみたらどうですか」
と、国際電話でアドバイスして頂き
私はすぐに書きだした。
が、大野さんは知らなかったのである。
私がパソコンも使えず、メールアドレスもなく、
外界から遮断された、陸の孤島に住んでいたことを。

大野さんの岐阜の自宅にスペインから
どさっと「分厚い封筒」が届けられたとき
それをまさか、これから自分たちが
「一文字一文字、パソコン入力しなくてはならない」
とは、思ってもいなかったであろう。
そう、人生は「まさか」の連続なのだ。

私の血と汗で書いた原稿
『日雇い音楽屋は今日も行く』は
さらに、血を血で洗うパソコン文字入力により
数か月後、めでたく「ブログ」となってスタートした。

「なんて書いてあるんだよ～、この文字」
「読めねえぞ、こりゃ」
と嘆きながら、入力してくださっている
会社員時代の上司＆先輩＆後輩のみなさんの姿が目に浮かぶ。
後藤KK、大野さん、須田さん、藤城さん、小林君
本当にありがとうございました。
あまりの読みにくさに
「もも文字判読表」なるものまで、あったとかないとか。

さて、そんな陣中「見るに見かねて」
お手伝いを申し出てくださったのが
クロ隊長、なのである。

最初は、「校正」であったと聞く。
そして「イラストの入力」。続いて「デザイン」。
解説委員としての「何でも調査隊」、
さらに「バージョンアップ」など、
あっというまに、関係は深みにはまり
「ブログ上で、変更や追加があったら、クロ隊長に聞け！」
という、さしぬきならぬ状態となっていった。と、推測する。

そして、もものメイク担当、バンドネオンを売る仲介人、
べラを運ぶための運転手・・・と
もう何だかわからない、今や「世話人」状態である。

本人が望んでそうなったかどうかはわからないが
人生は時に、時代や運命に望まれて
思ってもみないポジションに収まってしまうことが、ある。
クロ隊長の場合、
「見ていられなくて」という、仏心によって
数奇な運命に導かれ
ブログ管理者にたどり着いてしまったのだろう。

「クロ隊長はいつブログ管理者になったのか」
それは、誰にもわからない。
が、そんなことはどうでもいい。

大切なのは、クロ隊長が元気でいてくれること。
そして、このブログの「守護天使」「守りのかなめ」として
こうして存在してくれること、なのである。

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