「カフェ(コーヒー)、ポル ファボール」に始まり、
1日中使う「ポル ファボール」。英語の「プリーズ」ですね。
うちのピアノ教室にくる12~16歳くらいの子供たちは
「ポルファ」と勝手に短縮して使っています。
が、上品なみなさんはまねしないように。
なんでも短縮する彼ら、「プロフェソール(先生)」は「プロフェ」、
「ペリクラ(映画)」は「ペリ」、「コレヒオ(学校)」は「コレ」・・・
って、ピアノ教室を始めたころは彼らの言ってること、
ぜんぜんわかりませんでしたね。
【スペイン語のきまり④】
前回お話した、スペイン語特有の性質『性数一致の法則』について、
勉強していきましょう。
『名詞』が「男性か女性か」「複数か単数か」によって
『冠詞』と『形容詞』が、形を変えるという、この恐ろし~い法則。
★まず、スペイン語の冠詞(英語でいう「a」)は、
「ウン」単数男性
「ウナ」単数女性
「ウノス」複数男性
「ウナス」複数女性、の4つ。
★定冠詞(英語でいう「the」)は、
「エル」単数男性
「ラ」単数女性
「ロス」複数男性
「ラス」複数女性、の4つ。
具体例を見ていきましょう。スペイン語でビールのことを「セルベサ」と、いいます。これは女性名詞なので
ビールひとつは「ウナ・セルベサ」
ビール何本かは「ウナス・セルベサス」
そのビールは「ラ・セルベサ」
そのビールたちは「ラス・セルベサス」
チケットは「ビジェテ」といいますが、これは男性名詞なので
チケット1枚は「ウン・ビジェテ」
チケット数枚は「ウノス・ビジェテス」
そのチケットは「エル・ビジェテ」
それらのチケットは「ロス・ビジェテス」
さらに『形容詞』を、見ていくと
形容詞はその語尾を、修飾する名詞が男性名詞なら「o」女性名詞なら「a」に、
さらに複数なら「os」「as」に、変えなくてはならない。
って、書いてて、ぐったりしてきました。
観光客であるみなさんは、『性数一致の法則』など、まったく無視して
「セルベサ!」
と、元気に叫んでいれば、それで十分です。
改めて、日本語のすばらしさを、じっくりと堪能してください。
「ポル・ファボール」の発音について
説明していませんでしたね。
書くと2語ですが、発音するときは
「ポルファボール」と完全に1語で、勢いよく言い切ります。
『ボ』にアクセントをおき、
『ゴルフボール』の要領で。
はい、それでOKです。
大学でフランス語を勉強してた時もなのですが、この「男性名詞・女性名詞」がよくわからない。
大学では試験が辞書持ち込み可だったので、結局、男女別を覚える機会もなく、覚える気もなく、フランス語は全く身につかず・・・なのですが、ももちゃんはどうやって覚えたのでしょう?
日常的に使っているうちになんとなく理解できるようになるということだと、たぶん、私は一生、この区別がわからない気がする。何か「コツ」はあるのかな。
1つ1つおぼえるしか、ないんですよねぇ。
いちおう「o」で終わると男性名詞、
「a」で終わると女性名詞ですが、そればっかりではないし・・・
「どうして?」って、考えると進めないので、丸暗記ですね!
『お茶』は男性名詞、『ビール』は女性名詞。
『川』は男性、『山』は女性。
『病院』は男性、『学校』は女性。
『レモン』は男性、『りんご』は女性。
考えてはいけません。
「なぜ?」は、ないのです。あるがままを、受け入れる。
って、人生道場みたいになってきました。
ちなみに、わたしは今でも
「あれれ、どっちだったかな」ということがあり、
そういうときは、一瞬の迷いも与えず、
『冠詞なし』で、力強く言いきります。
文章全体の勢いに押されて、
冠詞どころでは、なくなりますからね。
やっぱり「丸暗記」ですか。フランス語の講義でもそう言われたような気がしますが、やっぱりそうなんですね。
しかし、スマートフォンなど、新しい名詞が生まれた時、最初から男女の区別がついているんですよね。うーむ。きっと、何か、明文化出来ないルールが存在するんだろうなぁ。。。
せっかくの機会なので、男性名詞・女性名詞の区別についてちょっと調べてみました。結果としてはよくわからないのですが、ただ、ひとつ、「川=男性、山=女性」については手がかりが。
「男性名詞=動くもの、女性名詞=動かないもの」というルールがあるらしく、そのルールは川と山については当てはまるなと。
でも、それ以外の名詞にはルールが見つからないので、やっぱりよくわからないのでした。
やややや、これは知りませんでした。
『動くもの』と『動かないもの』ねぇ・・・なるほど~。
たまに『名詞』が、男性なのか女性なのか思い出せず、
勝手に『性別をつけて』います。
なんとなく、雰囲気で・・・
女性かな~、みたいな。すみません。